この人のこうゆとこがダメだな。

 

この人のここが嫌い。

 

他人のあら探しばかりしてしまう。

 

他人の短所に気づける自分は、

 

人をよく観察できてるって、思ってたけど笑

 

完全に嫌な人だね笑

 

 

弟が倒れて、

意識もまだなく、

集中治療室にいる彼を見て。

 

 

私は、彼の何を見てきたんだろうって。

 

昔から、やんちゃで両親を困らせることしか

してないように見えてた。

 

結婚してからも、

親にお金を借りたり、

困らせることばっかしやがってって

どこかで思って自分がいる。

 

 

優しいところ、

まじめなところ、

父親とけんかしながらでも、

彼なりになんとか寄り添うおうとしてきた姿、

 

 

反対されて結婚した私に、

いつも味方でいてくれて、

優しい言葉をかけてくれたこと。

 

 

私は一体何を見てきたの?

 

彼の一部分の自分が批判したいところしか見てなかった。

 

本当に後悔する。

 

そして私は思った。

 

 

もっと私は心の目で人を見たい。

 

ちっぽけな頭の情報じゃなく、

 

心で、相手の魂を感じたい。

 

 

そう思った。

 

 

 

でも、私はどうしてこんなにも

人を偏った見方しか出来ないんだろう。

 

どうして、寄り添うということが出来ないんだろう。

 

 

私は、とにかく家族がとても苦手だった。

 

本当は大好きなはずだったけど、

 

いつも抑圧してくる、決めつけてくる、強制してくる

と思ってた父が大嫌いで、

 

そんな父から私を、

母は助けてくれないと思ってたし、

 

少し年の離れた年子の弟たちは

いつも仲良くて、

とうてい中に入ってはいいけない気がして

寂しかった。

 

 

「私なんて誰からも必要とされない」

 

「私はどうせ愛されない」

 

 

そんな気持ちをずっと持ってた。

 

だから、いつのまにか、

彼らを批判することで、

 

私は勝手に上に立てた気がしてた。

 

 

どうせ愛されてないなら、

少しでも上に立つことの優越感で、

自分を満たしたい。

 

無意識でそう思ってたみたい。

 

 

私、本当はみんなを寂しがらせてたんじゃないかな?

 

家族こそ、私が家族の誰も

好きじゃないし、愛していないと

思ってた気がする。

 

 

弟は私にはっきりと教えてくれた。

 

私たち家族は、

文句を言い合いながら、

いびつな形に見えることもあるけど、

 

全員が全員を大切に思ってるということ。

 

私はみんなのことがとても大好きということ。

 

 

弟よ、ありがとう。

 

 

私はあなたの生命力を信じて祈ってる。

 

少しづつでいいから頑張って、

また家族の元に帰ってきてね。

 

お姉ちゃんは待ってるよ。