私と旦那さんは年の差26歳です。


私が36歳
旦那さん62歳
娘1歳
(お〜こうやって書くとなんかすごいぞ笑)

私ね、
親からも周りからも、こんだけ年が離れて、
さらに子供までいたら
絶対将来わたしが大変だって、
将来苦労するよ、だから今からちゃんとお金とか
蓄えて準備してたほうが良いって
すごく言われているのです。


私も結婚する時にすごく考えた。

それはいずれくる介護問題とか
そーゆーことなんだけど、


わたしがひっかかるのはいつも、

もっと稼げる男、
未来のある?男、

そーゆー男と結婚すればいいのに、
損してるよね〜
バカだよね〜

って言われてる気がして仕方なかった。

 

結局それも私が思い込んでいた

私の世界のあり方だったのです。

そんなだからか?
旦那さんにも、

ごめんな、
年取っていくだけやし、
いつでも実家に帰るなり、
自分のことはどうしてくれてもいいからって
何度も言われていて。

私はいつも胸が痛くなっていたのです。

でもね、

本当は

歳を取って
働くことができない=稼げない
そんな男に一切の価値はないと
考えていたのは私だったと気づいたのです。

 

 

私はいつも収入だけで人の価値をはかっていたのです。

 

ハイスペックな男を捕まえるとか、

そういう言葉を聞くたびに

嫌な気持ちになってたのに。

 

私もだった。

 


なんという傲慢さ。
今、私達のために頑張ってくれている数々のこと。

そんなことを見もせずに、
どーせ役に立たなくなるという考え方。

周りから、
将来いずれは大変にはなるかもって
心配されて苛ついたあの怒りは
私自身へだった。


私は心底自分の浅はかさにショックを受けました。

私だって、
あんなダサい、浅はかだと考えた人達と同じ考え方だったんだと。

 

私はいったい今まで、何を見続けていたのか。

こんな考えでいる限り、

旦那さんの私たち家族への優しさ、愛、

そんなものをすべて

わからないまま終わることでした。

もっと人の本質を見よう、

魂を見よう、

なんかそんなことを誓ったのでした。

 

藤本あかり