取り敢えずタイトルからも分かりますが、アーサー王伝説を基にした作品
主人公アルは元円卓の騎士の一人・エクトルを父に持ち、自らも剣を扱う以外は至って普通の少女
代々この国では聖剣による「選定の儀」で王が選ばれてきた
前王ウーゼルの崩御に伴い「選定の儀」が執り行われるが、ひょんな事からアルがこの聖剣を抜いてしまう
状況を呑み込めないまま城に連れていかれ、王としての生活が始まる
〈cast〉
ランスロット:小野友樹
ガウェイン :谷山紀章
トリスタン :子安武人
ガラハッド :岡本信彦
モードレッド:細谷佳正
マーリン :置鮎龍太郎
共通ルートですが、非常に心理描写が丁寧で話に入りやすいです

自分が聖剣を抜いてしまい、いきなり王になった事への戸惑い・不安などが、省略される事なく描かれていて私的に気に入ってます

前半は城に来て分からない事だらけの中、手探りで進むアルの新しい日常みたいな感じ
円卓の騎士達との理解を深めるために色々話しかけてみたり、女官の陰口に落ち込んじゃったり…
ちなみに城に来てすぐに殺されかけましたΣ( ̄○ ̄;ノ)ノ
蛇は割と好きですが、流石に毒蛇は勘弁

ベッド入って足元に毒蛇いたらマジ卒倒するね、うん
暫くして宴があって、ちょっと華やかな感じになったと思いきや翌日には内乱の知らせ
アルは初めて戦場に立つ事に…
初陣で思わず逃げ出したシーンは結構好きです
だって、いくら剣の扱いを習ったからって今まで普通の少女として生きてきた子が、いきなり戦場に出てどうこう出来るとは思えないしね

初めて人を“殺した”事に取り乱して助けを求める所とか、すごくリアルだと思います
そして、この戦でアルの親友エレインの恋人であるダリウスが戦死
エレインが泣き叫ぶシーンがあるんですが…まさか共通ルートで泣く事があるとは思わなかった

声優さんの演技が凄くて、芝居っぽくないんです
アルに心配掛けまいとわざと明るい声を出そうとして、でも声が震えてまた感情が高ぶってみたいな
本当に悲痛な感じが伝わってきて…
自分にとっても友人だったダリウスの死、エレインの涙と内に抱いていた思い、初めての戦で自分が見聞きし経験した事
全てを胸にアルは王として自分が進む道を見つけ、それを円卓の皆に伝えます
これを受け、騎士達が改めてアルに忠誠を誓った所で共通ルート終了です