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[なんでCAは歯列矯正器具を見せちゃダメなの?]

(livedoor  2013年12月03日)(教えて!ウォッチャー)


今回はどうしても納得できないことがあるというCA(キャビンアテン
ダント)の方からの質問を取り上げます。
「私はCAですが、どうしても納得できない事があります」
「CAは歯の表からの歯列矯正が禁止されており、器具をつけるなら裏側で
ないといけません。矯正でサービスの低下は考えられないですし、裏側だと
滑舌が悪くなります。最近は芸能人やモデル、美容部員、受付嬢が表から矯正
する時代。なぜ隠す必要があるの?」

CAは歯の表面に器具をつけてはいけないことを初めて知りましたが、
言われてみれば、歯列矯正しているCAを見かけたことがありません。


なぜCAの矯正は禁止されているのか、回答者の意見から探っていきま
しょう。


<(1)規則>
「乗客のアンケートなどを考慮して決めた就業規則だったら?(中略)・・・
芸能人がしているからコンセンサスを得たと思うのは無理」(primonさん)

「CAは様々な年齢層、国籍、考え方の乗客に接する機会があり、接客も高い
クオリティを求められます。だからこそ、乗客に不快感を与えない表面の装着
禁止」(nnnnnor1さん)

従業員である以上、規則を守らないと規律が乱れます。
でもこれはCAに限らない意見なので説得力不足かもしれません。


<(2)外見>
「矯正器具は見ていて気持ちいいものではありません。(中略)・・・
CAさんって過酷な移動の中の癒しでもあるので」(ya-chan28さん)

「日本は矯正器具について偏見や違和感があるのは事実。CAさんは"会社の
顔"だから禁止なんでしょう」(j0m8さん)

CAは容姿端麗な方が多いですし、わざわざ器具で見た目を損なうような
ことをしない方がいいという回答。
確かに好ましい外見のCAに接客されたいと思うのが一般的でしょう。



<(3)危険>

「歯列矯正は結構危険。(中略)・・・飛行機が揺れて転倒したら凶器に」
(zappa-zさん)

「CAって基本的にメガネも禁止されていますよね?それは緊急時にお客様を
危険にさらす可能性があるから。(中略)・・・客室乗務員はお客様の命を
預かっています。(中略)・・・芸能人やモデル、美容部員、受付嬢とは
同じではありません」(sweet76さん)

「CA最大の職責は乗客の安全確保。(中略)・・・身なりの統制は安全上の
根拠あってのこと」(noname#161300さん)

高度1万m以上の密閉された空間においては、接客+安全性が求められます。
できるだけ危険要素を取り除く必要はありますね。


<(4)国際的に見ると成人女性が矯正具をつけているのはおかしい>
「歯の矯正は親の責任として12歳までにすませるのが欧米の常識。矯正をして
いない成人は貧乏人との印象が強く、貧困層出身と勘違いされるCAを会社は
接客させたくない」(image123さん)

矯正具をつけたCAが外国の乗客を接客することで日本のイメージ自体を悪く
する可能性も否定できません。
会社として矯正を禁止するのもさもありなんかもしれません。
個人的には矯正具に対して特になんとも思いませんが、花形の職業となると
様々な要因で規制されるんですね。



津島 千佳 (Tsushima Tica) 



http://news.livedoor.com/article/detail/8312285/






















[ムーシールドとは]

(Wikipedia)


ムーシールド(MUH Shield)は日本大学歯学部講師で東京都にて診療所を
開業をしている医師、柳澤宗光が1983年に考案した、3歳児健診にて反対
咬合を指摘された低年齢児に使用可能なマウスピース型矯正装置。


幼児期の反対咬合は自然治癒がみこまれるとされるが、2歳で反対咬合だった
子どもの50%は自然治癒する一方で、3歳児になると、治癒率は6%程度に
低下する。
そのため反対咬合は3歳より治療適応となる。

しかし、いままで矯正治療では低年齢児に対応できる治療法が少なかった。

ムーシールドは就寝中にマウスピース型の矯正装置をくわえるだけという
簡便さのため、幼い子に対しても負担が小さく応用できる。
筋機能を正常化させ、咬合の乱れを整えるというのがムーシールドの考え方。







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[舌を見て100%危ない病気を見抜く法]

(ためしてガッテン  2012年4月18日放送)


健康状態を反映する鏡と言われる「舌」。
東洋医学では古くから舌を見て病気を診断する技法“舌診”があります。

「白っぽい舌は良くない」なんて話を聞きますが、自分の舌をじっくり見た
ことがある人なんてほとんどいませんよね。
そこで、街の人の舌をチェックしてみると・・・
いるわ、いるわ、奇妙な舌のオンパレード!
「溝が刻まれた舌」「地図のような模様がある舌」から「毛の生えた舌」
まで!
一体、どれが病気のシグナルとなる舌なのでしょうか!?
その驚きのポイントをバッチリ紹介します!



舌を見て病気がどこまでわかるのか?
この疑問に答えるべく、
まず訪れたのは「舌診」を行う医師のもと。
舌の写真から病名をズバリ当ててもらうクイズに挑戦してもらうと・・・
まさかの全問不正解。
実は舌診はそもそも病気を見つけるために行うのではなく、体の状態を
みるためのもの。
しかも、舌はわずか10秒で色が変わってしまうほど繊細な場所。
よく「舌が白いと不健康」と言われますが、わずか10秒で変化する舌の状態を
見るだけでは、病気かどうか判断するのはかなり難しいことなのです。



<死を招く!? キケンな低位舌>
ところが、今回ガッテンは誰でもすぐわかる“舌を見る上で見逃せない超重要
ポイント”を発見しました!

見分けるために使ったのは「牛乳」。
牛乳を舌と上あごの間に閉じ込めるテストをやってみると、もれ出す人
が続出!

このテストで牛乳がもれる人は、なぜか肺炎や歯周病になったり、交通事故や
二重アゴになる危険性が高いというのです。

牛乳がもれる人の特徴、それは、舌の位置が下がっている「低位舌」
(ていいぜつ)」です!
実は舌は厚さ5センチもある巨大な筋肉の塊。
本来であれば、安静時は上顎に接しているものなのですが、舌が自らの重みを
支えきれなくなると、下がってしまいます。
つまり、低位舌は舌の筋力低下の証拠なのです。



<低位舌はなぜ危険なの?>
低位舌になると、なぜ嫌なことが次々と起こるのでしょうか?

舌が下がると、空気の通り道である気管が圧迫されて狭くなり苦しくなり
ます。
すると、睡眠時無呼吸症候群になりやすくなるのです。
そうなると、昼間に激しい睡魔に襲われ、事故などを引き起こす可能性も高く
なります。
また、息が苦しいので口呼吸をする人が多いのも特徴です。
口呼吸をすると、唾液が乾燥し、歯周病を起こしやすくなります。
また、舌が下がるので、二重アゴにもつながるのです。
さらに、実は舌を上顎にくっつけることは、物を飲み込むためのスイッチにも
なっています。
舌をうまく上顎に押し付けられないと誤嚥が発生!
低位舌では誤嚥性肺炎を起こす危険が増すのです。


今回ガッテンは舌を見るだけで低位舌かどうか見分けるポイントも見つけ
ました!
それは「舌の縁(ふち)がガタガタで白っぽい」こと。
本来上顎におさまるべき舌が下顎に落ちていることで、下の歯の歯形がついて
ガタガタに見えます。

さらに、上顎とこすれることで舌の表面についた汚れが落ちるはずが、
低位舌では上顎に接していないため、汚れが残り、白く見えるのです。
ただし、舌が白くてガタガタでも、牛乳テストができる人は問題ありません。



<「赤くてツルッ」が危険! 平滑舌とは?>
続いては、舌がこのような状態になっていたら、ほぼ「100%病気」という
怖い舌のお話。

そのポイントは舌の表面にありました。
舌の表面をよーく見てみると・・・
なにやら白いザラザラが見えます。
このザラザラ(糸状乳頭)、触覚を鋭敏にしてくれるありがたい働きがあり
ます。

舌に激痛をもつ患者さんの舌を見せていただくと、きれいな赤色でツヤツヤ
していて、一見健康そうに見えます。
しかし、舌の表面を拡大して見てみると・・・
ザラザラがなくなっていました!
この舌、「平滑舌(へいかつぜつ)」といいます。
白いザラザラがなくなることで表面がツルッとし、下の血管がじかに透けて
見えるので赤く見えるんです。



<平滑舌に潜む病気とは?>
平滑舌はどんな病気によって起こるのでしょう?

1番多いのはドライマウスです。
ドライマウスは唾液が少なくなる病気です。
唾液がなくなると、ザラザラがこすれてなくなってしまうのです。

他にも、鉄欠乏性貧血(重度の貧血)や、亜鉛などのミネラル不足によって
平滑舌が起こることもあります。

平滑舌になると、ザラザラが消失することで、舌を保護する粘膜もなくなり、
痛みが生じます。
普通にしていても舌に違和感を感じるようであれば受診したほうが良いで
しょう。
舌に不安がある場合、口の中の健康の専門医である「歯科」をまずは受診する
ことをおすすめします。

治療法は、ドライマウスであれば、唾液を出す薬を処方するなどの治療を
行います。
舌の表面は再生能力の高い細胞でできているので、適切な処置を行えば、
多くの場合、2週間ほどでザラザラは再生します。
(※再生までの期間には個人差があります)



<今回のお役立ち情報:低位舌を見分ける「牛乳テスト」>
用意するもの
牛乳 7ml(小さじ約1杯半) 
(※水など、他の飲み物でも代用できます)

(1)牛乳を口に含み、舌と上あごとの間にこぼれないように閉じ込めます。
(2)そのまま「イーッ」の顔をして、唇を閉じずに飲み込みます。
   最後まで、牛乳がもれなければ成功です。

※幼児、高齢者、持病をお持ちの方は行わないでください。
また、誤嚥には十分ご注意ください。



<低位舌の見分け方>
舌を見るだけで低位舌か見分けるポイントは「舌のふちがガタガタで
白っぽい」こと。
しかし、舌が白くてガタガタでも、牛乳テストができる人は問題ありません。
もし、ご自分が低位舌がお知りになりたい場合は、牛乳テストもあわせて
行ってください。



<低位舌を治すには?>
「べろはたから」という単語を1日20回繰り返してください。
(声は出しても出さなくてもOK)

・「べ」は思いっきり舌を真下に突き出して発音してください。
 出したり戻したりすることで、舌の位置を高く持ちあげる筋肉を
 鍛えられます。
・「ろ」と「ら」は舌をなめらかに動かすための訓練。
・「た」と「か」は舌先そして舌の奥を強く上あごに押し付けて発音する
 ため、食べ物をのどの奥に送る筋肉を鍛えます。

早ければ数日で、トレーニングの効果が実感できるようになります。



<平滑舌を見分けるには?>
一見健康そうに見える「赤くてツルっとした舌」が平滑舌を見分けるポイント
です。
また、普通にしていても舌に痛みや違和感があるようでしたら受診をおすすめ
します。



<平滑舌になる病気は?>
  ・ドライマウス
  ・ 鉄欠乏性貧血(重度の貧血)
  ・亜鉛などのミネラル不足

治療は、ドライマウスであれば唾液を出す薬の処方が中心になります。
舌の表面は再生能力の高い細胞でできているので、適切な処置を行えば、
多くの場合、2週間ほどでザラザラは再生します。
(※再生までの期間には個人差があります)



写真や詳細情報は、
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20120418.html









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[これは知らなかった・・・日本人の歯並び悪さは先進国最低!?]

(IBTimes  2012年4月25日)


4月18日『よい歯の日』でした。
欧米に続き、日本でも女性を中心に「歯を白くしたい!」と、歯に対する
“美白”意識は高まりつつあります。

一方、歯並びについての美意識は・・・・・というと、ひそかに外国では
「先進国で最低ランク」と称されているなど、かなり後れをとっているのが
現実のようです!


透明なマウスピース装置(アライナー)による矯正歯科治療『インビザ
ライン・システム』を提供する『アライン・テクノロジー・ジャパン』は、
日本人の歯並びについて、国内外で興味深い意識調査を実施。


まず、“日本に住む外国人100名”に、日本人の歯並びに対する印象について
聞いたところ、「日本人は歯並びが良い」と回答した人はわずか4%
(4名)にとどまり、76%(76名)が「歯並びが悪い」と回答しました!

「日本人の通常の健康意識の高さを考えると、歯並びが悪いことに驚きます。
テレビに出ているタレントでも、ひどい歯並びの人が多く驚きました」
(アメリカ人男性)
「ビジネスを含む様々な場面で、笑顔は返答のようなものなので、残念です。
日本人はもっと歯並びや歯を気づかったほうがいいと思います」
(イタリア人男性)
などの辛辣な意見も。



<“歯の美意識”がまだまだ低い、日本の現状!>
では、世界の他の都市と比べた場合、どのような状況なのでしょうか?
日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、中国(上海)の3都市において、
歯並び・矯正治療に関する各国比較の意識調査を行ったところ、
「(もともと)歯並びが良くない」人の割合は、日本61.0%(122名)・
アメリカ58.0%(116名)・中国71.5%(143名)に上りました。

興味深いのが、そのうちの 矯正治療率や、治療意向の3都市比較 です!
矯正治療率は日本21.3%(26名)・アメリカ50.0%(58名)・中国23.8%
(34名)という状況です。

また、歯並びが良くなく未治療の人のうち「治療したいと思う」人の割合は、
日本54.2%(52名)・アメリカ79.3%(46名)・中国85.3%(93名)で、
日本は海外に比べて矯正治療率・治療意向ともに低い結果となりました。


もともとの歯並びの悪さはともかく、日本は海外に比べて、圧倒的に矯正
治療率や治療意向が低いという実態には驚いた方もいるのではないで
しょうか?


次回でも、歯の矯正の実態について引き続き掘り下げていきます。
お楽しみに!



グラフ等の詳細は、
http://jp.ibtimes.com/articles/29748/20120424/1335258053.htm




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最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

テーマ: 『本当は怖い猫背~見えない棘~』

A・Hさん(女性)/56歳(発症当時)  主婦


趣味で始めたレース編みが評判となり、近所の主婦たちが習いに来るほど
上手くなっていたA・Hさん。
そんな彼女には最近ちょっと気になることがありました。
昔から姿勢が悪く、猫背気味でしたが、歳をとったせいか、それが一層ひどく
なってきたのです。
夫から指摘されても、「猫背で死ぬわけじゃないし・・・」と思っていた
A・Hさん。
しかし、ある朝、突然、めまいに襲われたのを機に、様々な異変に見舞われる
ようになります。


<症状>
(1)ぐるぐると回るようなめまい
(2)めまいが長く続く
(3)激しいめまい
(4)これまでにない強烈なめまい
(5)ろれつが回らない


<病名>脳梗塞


<なぜ、猫背から脳梗塞に?>
「脳梗塞」とは、脳の血管に血栓がつまり、脳の一部が壊死し、最悪の場合
死に至ることもある恐ろしい病。
動脈硬化や濃縮型血液など、血液の流れが悪くなることが原因で発症する
ことが多い病気です。

しかしA・Hさんは、健康診断でも血液は全く異常なしと診断されて
いました。
なのになぜ、突然、脳梗塞を引き起こしてしまったのでしょうか?


その原因は、なんとA・Hさんの姿勢、あの「猫背」に隠されていました。

正常な姿勢の場合、背骨全体が重量のある頭部を支えています。
しかし、猫背だと前に重心が傾くため、首の骨に大きな負担がかかって
しまうのです。

A・Hさんの場合、もともとの姿勢の悪さに加え、長年のレース編みで、
猫背にさらに拍車をかけてしまいました。

こうして、無理な力が首にかかり続けたため、骨と骨の間でクッションの
役割を果たす椎間板が潰れ、椎骨の一部がトゲのように飛び出してしまったの
です。

このトゲのような骨こそが、全ての原因。
実は、A・Hさんが度々襲われたあの「めまい」は、いつも左に振り向いた
時に起こっていました。
あれは首を左に回した時、飛び出した骨が、骨の脇にある動脈を圧迫。
血流が滞り、脳が酸欠に陥ったためだったのです。
普通、貧血などのめまいは、ほんの一瞬で治るものですが、この病は、
グルグルと回るめまいが1分近く続くことが特徴。

このようなめまいを感じた時点で、病院に行っていれば事なきを得たはず
なのに、皮肉にも、A・Hさんは健康診断で異常がなかったため、病気の
サインを見過ごしてしまいました。

そして、展覧会の舞台で振り向いたあの時、飛び出した骨が椎骨動脈を
押し込んだことで、内側に亀裂が生じ、そこに血液が流れ込み風船のように
膨らみはじめました。
そしてついに、血流をストップさせてしまったのです。

これは「椎骨動脈解離」という、脳梗塞を引き起こす原因にもなる危険な
状態。


ただちに治療が行われ、なんとか一命は取り止めたA・Hさん。
しかし、ろれつが回らないなど、言語機能に少なからず障害が残ってしまい
ました。
猫背だけでなく、加齢による骨の変形で起こることもあるこの病。
恐ろしいのは、たとえ血液検査の結果が良くても、決して安心できない、と
いうことなのです。


http://asahi.co.jp/hospital/


















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[猫背概論]


猫背のほとんどは、猫背の方が呼吸が楽だから=猫背の方が気道が確保される
から、猫背なのです。

では、背筋を伸ばした姿勢がつらい状況とはどういったものでしょうか。
  (1)鼻炎
  (2)アデノイド=咽頭扁桃腫脹(多くは小児期だけ)
  (3)口蓋扁桃腫脹
  (4)歯列狭窄に伴う舌スペース不足
  (5)咬合高径低下に伴う舌スペース不足
  (6)舌癒着症や舌小帯付着異常

これらは「低位舌」を伴い、さらに舌が全体的に奥に追いやられ、舌が気道を
狭くします。
首を前に出して猫背姿勢をとると、舌と気道との間の空間が広がって呼吸が
楽になります。

上記原因のうち(2)~(4)は、口呼吸が原因のことが多いのです。
つまり、口呼吸と猫背とは因果関係があるのです。

(1)の鼻炎は、よほど重症でない限り鼻呼吸は可能です。
努力して鼻呼吸せずに口呼吸を続けていると、鼻閉が進行して益々鼻呼吸が
困難になる悪循環に突入します。

(4)歯列狭窄の原因は、
  ・舌が内側から歯列を押す力が弱い場合
  ・横向き寝や頬杖や口唇巻き込み癖など、外側から歯列を押す力が
     強過ぎる場合
とがあります。
生活悪習癖(態癖)を改善した上で、矯正治療によって歯列を拡大する必要が
あります。

(5)咬合高径低下の原因は、
  ・虫歯の放置
  ・虫歯治療の中断
  ・入れ歯の不使用
  ・歯ぎしりや噛み締め(食いしばり)
  ・うつ伏せ寝などの生活悪習癖(態癖)
が考えられます。
矯正治療や噛み合わせ治療によって、本来の咬合高径を回復する必要が
あります。

若い頃は猫背ではなかったのに中高年になって猫背になったという人の
多くが、(4)か(5)が理由です。



最近のモデルは歯並びがきれいな人が増えています。
歯並びがきれいということは、舌スペースが広めであり、気道に余裕があり、
猫背ではなくて姿勢が良いということです。
昔のように背が高くて痩せているけれど猫背の人をスカウトしてきて、姿勢が
良く見えるトレーニングをするという時代は終わったのでしょう。
今のモデルにはスタイルに加えて「機能美」すなわち生理学的機能の良さも
求められるようになってきているということでしょう。


(横山歯科医院)











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[サイン見逃さず早期治療を 顔つき変化、手足肥大 難病指定の先端巨大症]

(共同通信  2010年8月24日)(医療新世紀)


脳下垂体の腫瘍が原因で成長ホルモン(GH)が過剰に分泌され、顔つきの
変化や手足の肥大などが起こる病気「アクロメガリー (先端巨大症)」。

2009年10月、「間脳下垂体機能障害」の1つとして、医療費が公費助成
される厚生労働省の難病に指定された。
以前は高額の自己負担を理由に治療を控えてしまう患者もいたが、経済的な
心配をせずに最新の治療を受けられる環境が整った。


問題は、特徴的な症状があるにもかかわらず、発症から確定診断を受けるまで
平均9年もかかっていることだ。
早期治療には、患者本人や周囲が病気のサインを見逃さないことが大切だ。



<写真との違い>
千葉県松戸市の主婦、本田恵子さん(47)=仮名=は、7年前にアクロ
メガリーと診断された。
きっかけは、夜中に急に呼吸が苦しくなって受診した市内の総合病院で心臓の
肥大を指摘されたこと。

アクロメガリーの合併症を疑った主治医が本田さんに聞いた。
「指輪や靴が入らなくなったことはないか。昔より鼻が大きくなって
いないか」
すべて自分に当てはまっていた。
血液検査を受けると、高い濃度のGHが検出された。

実は、本田さんが最初に体の異変を感じたのは35歳ごろ。
夏でもないのにしたたり落ちる汗。
疲れやすく、ひどい頭痛が続いた。
だが、当時は幼い子ども3人の子育ての真っ最中。
「わたしに何かあったら・・・・・」と考えると怖くて、病院に足が
向かなかった。

37歳の時、ようやく近所の開業医で血液検査を受けたが、診断名は甲状腺機能
亢進症。
GHは検査項目になく、医師はアクロメガリーを見つけられなかった。

結婚式の写真を見た子どもたちから「今と全然顔が違う」と言われたことも
あったが「太ったせい」「甲状腺の病気のせい」と自分を納得させ、頭の病気
とは思いもしなかったという。



<死亡リスク>
脳神経外科を専門とする山王クリニック(東京都港区)の山王直子院長に
よると、アクロメガリーは脳下垂体にできる腫瘍のうち約22%を占める成長
ホルモン産生腺腫によって引き起こされる。
腫瘍は良性だが、骨や筋肉の成長を促すGHが過剰分泌され、額や顎の突出、
鼻や唇、手足の肥大、多汗、月経異常、頭痛、心臓の肥大、視野狭窄など、
さまざまな症状が現れる。
放置すれば糖尿病や高血圧などの合併症で死亡のリスクも高まる。

発症時期は40代から60歳までが多いが、稀に子どもが発症すると巨人症に
なる。
国内の患者は7,000~8,000人で、潜在患者を含めると1万人程度いると
みられる。

「顔つきの変化は確かに特徴的だが、毎日見ていると意外に本人も家族も
気付きにくい。医師も自分の標榜科に関係する症状だけを診て、その陰にある
アクロメガリーを見逃しがちだ」と山王院長は指摘する。



<手術で根治も>
診断には、血液検査でGHとソマトメジンCという物質の血中濃度を調べる。
数値が高ければ、磁気共鳴画像装置(MRI)で腫瘍を確認する。


治療の第1選択は手術だ。
現在は開頭せずに、鼻腔や上の前歯の歯茎から特殊な器具を挿入して腫瘍を
切除する方法が確立し、比較的安全に、体への負担も少なく手術できるように
なった。
「発見が早く腫瘍が小さい場合は9割が手術だけで根治する」と山王院長。

だが、腫瘍を取りきれなかった場合や、高齢や合併症で手術自体できない
場合はGHの過剰分泌が続くため、薬でコントロールする。


本田さんも鼻からの手術を受けたが腫瘍が残り、月1回の注射を続けている。


従来、この薬の高価なことが治療継続の障害だったが、難病指定で大幅に
負担軽減した。
「治療環境は整った。思い当たる症状があれば積極的に検査を受けてほしい」
と山王院長は話している。


(共同通信 赤坂達也)


http://www.47news.jp/feature/medical/2010/08/post-396.html










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[先端巨大症患者の7割超 「病気を知らなかった」]

( 医療介護CBニュース 2010年6月9日)


「アクロメガリー」(先端巨大症)と診断されるまで、その病名や病気を
知らなかった患者が全体の7割超に上ることが、虎の門病院(東京都港区)と
ノバルティスファーマの調べで分かった。
調査結果を発表した同社のアクロメガリー広報センターは、「患者数が少ない
希少疾患で、開業医の先生の間でも決して認知度は高くない。一般の方、
先生方を含めて広く疾患啓発していきたい」としている。


アクロメガリーは、脳下垂体にできた良性の腫瘍によって成長ホルモンが
必要以上に分泌されてしまう病気で、手足が肥大したり、額やあごが突出
したり、鼻や唇、舌などの軟部組織が大きくなったりする。
年間発症率は100万人に3~4人程度だという。


調査結果によると、病名や病気について、診断がつく以前から
  ・知っていた :26.0%
  ・知らなかった:73.8%、
  ・不明    :0.2%
だった。


患者自身が病気かどうかを疑うきっかけとなった症状としては(複数回答)、
  ・手足の肥大    :52.6%
  ・顔つきの変化   ;47.2%
  ・頭痛       :20.4%
  ・手のしびれ    :17.2%
  ・睡眠時無呼吸症候群:15.9%
などと続いた。

治療後、健康上の問題で日常生活に影響があるかどうかを聞いたところ、
「あり」20.2%、「なし」79.8%だった。



適切な治療を受けず、長期にわたって成長ホルモンの異常分泌が続くと、
糖尿病などの合併症を引き起こす人もいる。
糖尿病を患った人にアクロメガリーの治療後の状況を聞いたところ、
  ・治癒した    :61.7%
  ・軽快した    :22.6%
  ・以前と変わらない:12.2%
  ・悪化している  : 1.7%
などの順だった。


調査は昨年10~12月、虎の門病院で治療を行ったアクロメガリー患者511人を
対象に実施した。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100609-00000002-cbn-soci







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[アクロメガリー(先端巨大症)の診断基準]


<疑い例>
(1)の主症状のいずれかを満たし、且つ(3)の副症状のうち2項目以上を
満たすもの

(1)主症状
  ・手足の容積の増大
  ・先端巨大症様顔貌
     ・眉弓部の膨隆
     ・鼻、口唇の肥大
     ・下顎の突出
  ・巨大舌

(3)副症状
  ・発汗過多
  ・頭痛
  ・視野障害
  ・女性における月経異常
  ・睡眠時無呼吸症候群
  ・耐糖能異常(糖尿病)
  ・高血圧
  ・咬合不全



<確実例>
上記(1)の主症状のいずれかを満たし、血液検査やCT・MRI、X線にて
所見を認める場合



[出典]アクロメガリー広報センターのパンフレット
      (於 日本睡眠学会2008)

http://www.acromegaly.jp/









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