通常、ボールの初速は コンプレッションの大きなものの方が早くなるものの、バックスピンが必要以上に多くなるという難点がある。また、ルールでボールの初速は 指定された条件下で測定された時、規定されている上限を越えてはならないと定められているので、その条件内で 飛距離が伸びるよう コアのコンプレッションやディンプルに 様々な工夫がなされている。そうしたバックスピン性能や柔らかな感触の多くはカバーの素材の材質に大きく依存するものだ。ドライバー・ショットのようにロフトの小さいクラブで速いヘッドスピードのショットをした場合、タイトリスト 913 d3 ドライバー ラブヘッドにボールがコンタクトする瞬間に ボールはつぶれるように変形するが、その変形の度合いを示すものが コンプレッションである。

  カバーが柔らかく 弾力性のあるボールの場合は クラブフェースに彫ってあるグルーブ にそのカバーの素材が確り食い込んでスピンが良くかかる訳だが、比較的硬く 弾力性に欠けるサーリン・カバーのツーピース・ボールでは そのスピン性能が 大きく落ちるという 現象が見られる。cleanwv つまり、ウェッジでのショットやアプローチショットは 使うボールによってスピン量が大きく異なるということである。言い換えれば、ツーピースのボールでは、ショートゲームでバックスピンの良くかかったボールを打つことは難しいと言うことなのだ。