サバイバー:宿命の大統領(原題:Designated Survivor(指定生存者))
番組配信 : ABCテレビ(S2まで、S3からネットフリックス)2016年9月~
日本配信 : ネットフリックス・DVD有り
シーズン1 21話
シーズン2 22話
シーズン3 2019年6月7日Netflixにて配信予定
原作 : John H Matthews
プロデューサー : キーファ・サザーランド他
出演者 : キーファ・サザーランド /マギー・Q他
おすすめ度 シーズン1 75点 シーズン2 60点
●24-TWENTY FOUR-ファンならオススメ!
<ストーリー>
アメリカで住宅都市開発長官を務める主人公のトム・カークマンは、現職の大統領との折り合いが悪く、とある政策を巡る意見の衝突から解任されることになり、「重要な政策に関与させないため」として「指定生存者」に指名され、一般教書演説への出席を禁じられてしまう。ところが、その一般教書演説の最中に連邦議会議事堂がテロリストにより爆破され、大統領・副大統領以下閣僚がほぼ全員死亡してしまったことから、唯一生き残ったトムは大統領職を継承しなければいけないことになってしまう。(Wikipediaより)
◆どんなドラマ?
24-TWENTY FOUR-ではCTUという架空の組織で大活躍したジャックバウアー役のキーファ・サザーランドが今度は全くの別ドラマですが大統領となって活躍?するドラマです。
簡単にどんなドラマなのか説明すると、時間制限の決まっていない24-TWENTY FOUR-の大統領版だと思えば間違いないと思います。アクションシーンは少なめでどちらかというと政権運営が軸になっています。
◆舞台はホワイトハウス
日本の総理大臣は国会に出席していますが、アメリカでは国会に当たる連邦議会に大統領の席がなく出席は少ないようです。このドラマでも出席の様子はありませんでした。ですので舞台はその殆どがホワイトハウスということになります。アクションを担当する女性FBI捜査官は外回り担当でジャック・バウアーのような立ち位置です。
◆見どころ
全く大統領などに興味がなかった主人公が、生き残ってしまっただけに、大統領をやるはめになってしまいます。911以降のアメリカ政府最大のピンチ状態で、住宅都市開発長官であった彼が政権運営をしていくだけでも大変なのに、連邦議会議事堂を爆破して尚も次々と攻撃を仕掛けてくる正体不明のテロリストと戦いながら大統領として悪戦苦闘しながらもアメリカを舵取りしていく姿が描かれています。バカ正直大統領が政権を運営するとどうなるのか?というシミュレーション的な要素が楽しいです。
感想(ネタバレあり)
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◆24-TWENTY FOUR-に似せすぎる
FOX系の人気ドラマ24-TWENTY FOUR-にかなり似ているだけではなく、かなり意識したドラマです。似ているのは、カメラアングルから出演者だけではなく、まるっきり、ジャックバウアーの女性版が今回のハンナ(マギー・Q)というところまでそっくりです。
キーファ・サザーランドだけでも24-TWENTY FOUR-を思い出すのに、残念ことに24-TWENTY FOUR-で、恋人役を務めていた俳優キム・レイヴァーが今回も同じような役で出てきますのでドラマとして区別しにくなっています。
◆シーズン2はダラダラ、グダグダ
シーズン1はテンポよく進んでいき最後まで飽きさせません。2つの柱①”新米大統領としての政権運営”②”テロとの戦い”このうちドラマの肝である①の勢いで乗り切った新米大統領の政権運営が、シーズン2では時間が進みますのでその勢いが減速すると同時に、シーズン1であったようなスリリングさがなくなり通常の政治劇に変化します。更に②のテロとの戦いも小出しでなかなか捜査が進まずにじれったく感じます。
まだ、シーズン3は製作中なので未読ですが、シーズン1だけ見ても損はないと思います。
◆気になったところ
・キーファ・サザーランドはアクションで本領発揮される役者だと思う。
・ハンナ、一人で突っ込んでいくのはやめてくれw
・ハンナ、死体処理のほったらかしはやめてくれw
◆あらためて感じたアメリカという国
・アメリカは武力で物事を解決する
・数時間の停電で暴動が起きる国
・大統領の個人的な考えが国を動かしている。※日本の場合は党の意向で動いている。