それは漫画「バクマン」のワンシーンなのです
漫画「バクマン」は週刊少年ジャンプに連載中の漫画で漫画家に題材を当てた青春物です。
原作 大場つぐみ 作画 小畑健 代表作 「デスノート」「ひかるの碁」
あらすじ--------------------------------------------------------------------
舞台は埼玉県谷草市。中学3年生の真城最高(サイコー)は、高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの退屈な日々を送っていた。サイコーの叔父は、かつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家・川口たろうで、連載打ち切り後の過労により亡くなった過去があった。
ある日サイコーは、些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイトで作家志望の高木秋人(シュージン)に、「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。はじめは一緒に漫画を描くことを拒絶していたが、声優を目指している片思いのクラスメイト・亜豆美保と、「アニメ化したら結婚する」と約束したことから漫画家への道を志すことになる。
サイコーは祖父から叔父が使っていた仕事場を譲り受け、シュージンとともにそこに籠って処女作の執筆に専念する。そんな中で手塚賞に準入選した新妻エイジが同年代であることを知りライバル視する。やがて二人三脚で苦労しながらも完成した初作品を、ジャンプ編集部に持ち込んだ二人は敏腕編集者・服部哲と出会い、漫画家としての資質を認められる。
そしてジャンプの主流ではない“邪道”の作風という方向性を見出し、「亜城木夢叶」のペンネームで活動することになった二人の漫画が『赤マルジャンプ』へ掲載された。その後も自分たちの方向性に迷いながらも、新妻エイジとの邂逅、コンビ解散の危機を経て、ジャンプでの連載を勝ち取った二人は、様々な苦境に見舞われながらもジャンプの連載作家としての道のりを歩んでいく。
ウィキペディアより
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学生の頃の同級生の心無い2chへの書き込みから、二人に対する根拠のない誹謗中傷がネットを飛び交い、二人の恋愛が格好のマスコミの餌食となります。
売れっ子声優の恋愛騒動で、人気の下降を恐れた事務所は、亜豆美保自身の持つラジオ番組「アズキュンナイト」で、それを否定するように強要するのですが、
彼女は臆することなく自分たちが恋愛中であることを語ります。
このシーンに感動して馬鹿みたいに何度も何度も読み返してしまいました。
その主人公の恋愛とはちょっと考えられないような方法です
お互いの夢が叶ったら結婚する、それまでは会わない
電話を極力さけEメールのみで、それも極力しない
この二人は自分たちに大きなハードルをかけています。
1・恋人同士ならいつでもそばにいたいでしょうが会わない
2・自分たちの夢が叶う・・・つまりお互いに声優として漫画家として大成しなくてはならないのです
※この夢に向かって突き進むが少年ジャンプの売りです
普通ならいつ消滅してもおかしくない恋愛だと思いますが
夢に向かって突き進む二人にはますます深い恋になってゆき、そしてその恋は誰よりも深い絆に変っていきます
そして、あと少しで夢が叶うと思われる直前の出来事なのです。

自身のラジオ番組「アズキュンナイト」で
体を震わせながらも、恋愛中であることを告白します
ユーザーからの電話で自分は処女であり、キスもしていないこともあっさりと答えました(当時24歳)
クライマックスは番組中に恋人である主人公のサイコーから電話がかるのです。
この強い意志はどこから来るのだろう?
やましいことなど何もなくただただ夢をかなえようとする強い気持ちが彼女を気丈にしたのです。
私は号泣でしたw
素直に若いっていいなと思ったと同時に
私のたどってきた恋愛と照らし合わせて考えると本当に恥ずかしくなります。
もし、もう一度人生をやり直せたら
こんなにも深い恋愛をしてみたいと思いました
恋愛に答えなどありませんが
このようなひとつの形を見ることで心から感動したのは事実ですし
あらためて恋愛について考えさせられました
アメリカ映画にありがちな出会ったその数時間後にはベットシーンは嫌いです
恋を暖めあう時間といいますか、何か古き良き時代の高貴な恋愛観のようです
きっとこの作品もいつか「ルーキーズ」のようにテレビドラマ化され高視聴率とれるものに
なると思います。
そしてこのシーンでの書き込みが増えると断言します。
それにしても日本の漫画レベル高いよ!
ところで、AKBのメンバーが恋愛してそれが発覚し引退するという事件が起こりましたね
アイドルは恋愛してはいけないのでしょうか?
アイドルだから夢を売る商売だから見つかることはご法度なのでしょうね
つまりアイドルに擬似的に恋をするファンを裏切る行為だということでしょうか?
アイドルである前に一人の人間であることも忘れてはならないと思いました。
