Tokyo Chaos City 「Loser」 | 半兵衛のブログ

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映画やドラマ好きなので映画やTVドラマのレビュー、ビートルズ関連の曲紹介や、古い洋楽ロック、気になるJポップスのレビューをしています。ペタは見ません、いいねを中心に訪問しています。

Tokyo Chaos City2010年9月結成のバンド
私のブログにたまにペタをくれるAKIさん(Tokyo Chaos Cityのリーダー?)のブログ、躁鬱珍紀行(そううつちんきこう)http://ameblo.jp/akinikiki/にて知りました。
まだメジャーデビューしていないインディーズ系?のバンドなのですが
ブログのぼやきが面白いw
そのぼやきはロックそのものという感じで、行き場の無い怒りをどこにぶつけたらいいの?って感じです。
日本の大人たちの行動に怒るのですが、つぶやく本人もすでに大人ですw
そしてその怒りをどこにぶつけたらいいのか分からぬまま絶望するのです。
そうなのですTokyo Chaos Cityは怒った挙句に絶望するバンドなのです。
パンクロックが怒りをぶつけまくるのに対して、絶望しまくるみたいです。
今のロックは商業主義的になりすぎてメッセージも怒りも無い、ただ売れればいいや的な感じなのですが、まったくこのバンドは商業主義を無視していますwオルタナティブという観念なのでしょうか?
こんなんでいいの?と思うぐらい無視しています。
それなので貧乏です・・・・
レコーディング予算5000円w
確かにお金をたくさんかけたからと言っていい作品が出来るはイコールではありませんねビートルズのファーストアルバムがほぼ一日でレコーディングされたのは皆さんの知るところです。
楽曲の提供もダウンロード時にメアドを登録するシステムで無料です。

気になるサウンドなのですが
Loserという曲を聞きました。
曲名からすぐさま思い浮かべるのがビートルズの「アイム・ア・ルーザー」ですが、まったくの別曲です。
全編英語の歌で、出だしは「スティーリー・ダン」を彷彿させ、音がばっちりあっています。曲調は全体的にけだるい感じで、途中から自然に高揚してくる感じもグッドです。普通演奏で高揚感を出すと、つられるようにヴォーカルもシャウト気味になるのですが、ヴォーカルはけだるいままなのに、ギターストロークだけ、高揚するという・・・何とも不思議な感じがします。私はビートルズの「アイム・ソータイヤード」をダブらせました。そして、なによりも演奏がしっかりしていて、レベルの高さが伝わってきます。Akiさんのギターのソロもいっけんハードロック系なのですが、変にテクニックを見せつけ、独走する感じではなく、曲にあったしっくりとしたものです。私の好きなギタリストデビット・ギルモア風でもありますね、何しろ歌ってよし、弾いてよしですから。ベースもかっこいいですね^^
○十年ロックを聞き続けた私の耳からしても、かなりすばらしいできだと思います。とにかくカッコイイの一言に尽きます。20万枚はいけそうですwただし歌詞が分からなかったので訳詞などブログに乗せていただけるとより味わい深いものになったと思います。

すばらしいポテンシャルを含んだバンドなので、今後メジャー系を目指して頑張って欲しいのですが、何しろ商業主義を否定している節がありますので微妙な感じがします。

『ヒット曲を作った時に、その認識があるかって? それはないよ。ただ、街の声に注意を払えば、反響だけはわかる。そして、その後、売れ行きがわかる。
だから、僕は「売れる、売れないは問題じゃない。そういう見方はしない」なんていう発言を聞くといつもおかしいと思うんだ。セールスは本当に重要だと思う。人々が店に出向いて、自分の大切なお金を他人に対して使うんだ。これは大きな動きだと思う。それが、僕の見解だ。.えげつないもうけ主義だと捉える向きもあるが、僕は、人々の意思表示だと考えている。』  ポール・マッカートニーのインタビューより

私としては売りまくってお金持ちになって、無駄遣いしまくってほしいです。

Tokyo Chaos City Loser