「ガンダム0080 ポケットの中の戦争」(1989) 監督/高山文彦 外伝短編6話

外伝ものというジャンルが好きだな。理由は、ストーリーが主で、人物が従になるところが好み。ガンダムの面白いのは、登場人物が自己中なところかな。本作の主人公の少年には全く共感できない。でも、このバカっぽい行動を見てると、微かな記憶があって、子供の頃の自分もこんなんだったなと。

昔の作品の方が、理不尽、無常感が溢れていて、いい。主人公補正がない、叙事詩的作品の方が好きだな。

作品の感想。
敵国の軍人と平和なコロニーの戦争に憧れを持つ少年の触れあいと変化。幼いファンタジーな妄想と無情な現実世界のとまどいがいい。自分語りをしない表現は好み。目に見える具象の世界の物語だけで、心象を観ずるってのが、好み。