(2009、原案・脚本/押井守 監督/西久保瑞穂)
芸術文化振興基金助成事業のドキュメント風のアニメ。映画作品としては、??な感想。ただ、「超映画批評」による評価だと90/100点満点という高評価。予備知識によって、評価が大きく変わるかもしれないな。視点は面白いので、関心を高めるという宣伝としては良い作品だとおもう。
騎士道と武士道の違いを戦いの形式や武器から、導き出すというユニークな主張をしてる。なるほどねーと感心しながら、どの資料を使用したのか全くわからなかった。むしろ、違和感を覚えて、ちょっと引いてしまった。たぶん、ここで入り込めるか疑問に感じるかがポイントだったんだろう。
期待したのは、『五輪書』の内容の検証をして欲しかったんだけど、残念ながら『五輪書』を基にして宮本武蔵の人物像を探るという内容だった。もっとも、補助金つかってるから、あまり細かいとこはいかないか。ちなみに日露戦争時の日本軍人の弱さ克服のために「武士道」が称揚されたとか、会津藩士の弱体化を図るために郷愛から、勤皇へ忠誠心の移行を図ったなど面白い意見がみられる。面白いけど、話半分ってとこかな。
NHKの教養番組っぽいアニメだった。
芸術文化振興基金助成事業のドキュメント風のアニメ。映画作品としては、??な感想。ただ、「超映画批評」による評価だと90/100点満点という高評価。予備知識によって、評価が大きく変わるかもしれないな。視点は面白いので、関心を高めるという宣伝としては良い作品だとおもう。
騎士道と武士道の違いを戦いの形式や武器から、導き出すというユニークな主張をしてる。なるほどねーと感心しながら、どの資料を使用したのか全くわからなかった。むしろ、違和感を覚えて、ちょっと引いてしまった。たぶん、ここで入り込めるか疑問に感じるかがポイントだったんだろう。
期待したのは、『五輪書』の内容の検証をして欲しかったんだけど、残念ながら『五輪書』を基にして宮本武蔵の人物像を探るという内容だった。もっとも、補助金つかってるから、あまり細かいとこはいかないか。ちなみに日露戦争時の日本軍人の弱さ克服のために「武士道」が称揚されたとか、会津藩士の弱体化を図るために郷愛から、勤皇へ忠誠心の移行を図ったなど面白い意見がみられる。面白いけど、話半分ってとこかな。
NHKの教養番組っぽいアニメだった。