もう一つの太陽エネルギー | クリーンテック(CleanTech)

もう一つの太陽エネルギー

英エコノミスト誌に太陽熱発電の歴史を短くまとめた記事がありました。「光」ではなく「熱」になっているのはタイプ間違いではありません。太陽光発電は太陽電池を利用して光を直接電気に変換しますが、太陽熱発電は太陽光を鏡で集めて高熱を作り出し、水などを温めてタービンを回すという方式です。火力発電所は化石燃料を燃やして熱を作り出しますが、太陽熱発電は鏡で集めた太陽光を熱源とします。

太陽光発電ほどの数ではありませんが、太陽熱発電でもベンチャー企業が活躍しています。Google.orgから資金を受け取ったイーソーラー eSolar も、有名ベンチャーキャピタルであるKPCBから融資を受けているオースラ Ausra もその例です。最近ではブライトソース社 BrightSource がカリフォルニアの電気会社PG&Eと1.3GW(大体原子力発電所一つ分強)の容量の発電設備を作るという契約を結んだようです。ブライトソースはカリフォルニアのほかの電力会社、サザン・カリフォルニア・エジソンとも1.3GWの契約を結んでいます。

太陽熱発電は砂漠のような広大な場所で鏡を大量に並べます。複数方式があるのでどれも同じ姿をするわけではありませんが、とにかく鏡が並ぶその姿は圧巻です。


アメリカ・スペインでは500MW級のプロジェクトが増えており、小さなものを含めると相当な数に上ります。大規模発電に向くのは太陽熱発電なのか太陽光発電なのか、しばらく競争が続きますが技術発展の今後が楽しみです。

MJ