電気自動車の未来
ボストンに一週間ほど行ってきました。友人と会って色々と話してきましたが、ハーバード・MITの友人から聞いた話では、実にエネルギー関連のイベントや研究が増えているそうです。「本当に多いよ!」という言葉を聴いて、アメリカでの動きが一段と大きくなっていることを実感しました。
今回はしばらく書きたかった電気自動車について書いてみます。今、電気自動車のベンチャーや取り組みが活気付いています。しかも10年先の未来の話ではなく、数年先、2・3年先に市場導入というニュースが増えています。ベンチャーも増えており、現在世界には30もの電気自動車ベンチャーがあります
。着目を浴びているのはテスラ・モーターズですが、以前このブログでも書いたように
今年すでに最初のスポーツカーを売り出しています。
日本でも先進的な動きが見えてきました。今月はじめには日本では郵便事業会社が所有するすべての自動車約2万台を順次電気自動車に変えていく
と発表しました。トヨタ・ホンダに環境対策で先行されていた日産は、追い上げのために電気自動車を日米欧で2010年から発売
すると表明しています。
自分が注目しているのは Project Better Place
というシリコンバレーのベンチャーです(関連記事:Economist
, Forbes
)。ルノー・日産が提携を結んでいるこのベンチャー、電気自動車の充電・交換スポットを契約者に提供するのがビジネス・モデルです。自動車にはガソリン・スタンドというインフラが必要なように電気自動車も電気補充のためのインフラが不可欠です。Project Better Placeは充電スタンドのほかにも電池の交換スタンドも提供します。電気自動車の問題の一つは充電に長時間かかることですが、充電池を取り出して充電されたものに取り替えるのなら交換時間は非常に短時間ですみます。
(Project Better Placeのホームページには分かりやすいアニメーションがあるので是非ご覧ください。トップページ
から"Video"をクリックしてください)
Project Better Placeの最初のターゲットはイスラエルやデンマークといった小さな国ですが、徐々に日本や米国といった大市場にも広がる可能性があります。未来の技術と思われていた電気自動車も、もしかしたら数年のうち、よく見かけるようになるのかもしれません。
MJ