Low Carbon Diet Day
4月22日は地球デー。国連が1969年に制定した記念日だそうです。この日、スタンフォードのビジネススクールのカフェテリアでは、Low Carbon Diet Dayと銘打って、低炭素メニューを提供します。
低炭素って一体どんなメニューでしょう?炭水化物が少ないってこと?いえいえ、メニューは実は普段とあまり変わらないのです。でも使っている食材の出所が違うのです。普段は20%ほどでしかない地元生産の野菜や果物、肉といった食材の地元供給率を60%まで上げることによって、食品が空輸されることによって発生する温暖化ガスを極力抑えたメニューにするという企画です。
この企画は、本社をスタンフォードのあるポロアルトに構えながら、主要なアメリカの都市でケータリングとカフェテリアを展開しているBon Appetitという会社によるもので、スタンフォードのビジネススクールのカフェテリアも彼らによって運営されています。
アメリカのポップアーティスト、リヒテンシュタインのアートワークをもとにした、ポップなポスターには、“You changed your light bulbs. Now change your lunch“ (電球を変えたんだから、次はランチを変える番だよ。) というコピーが漫画の噴出しのように入り一体何のこと?と思わせます。そして良く見るとその下の”Find out how food choices affect climate change“ (食品が気候変化に与える影響を知ろう)という小さなコピーで、企画の意図を伝える、スマートな演出。なかなか良くできています。
日本でも、地産池消など地元で取れたものを地元で消費しようという動きが経済活性化の視点などから展開されているのを目にしますが、温暖化ガス削減にも大いに役に立つことも、もっと強調されていいかもしれません。そしてこのポスターのように、それは地球に優しいうえにスマートでかっこいいことなことなんだという記号化も相乗効果を生む大切な要因です。シリコンバレーの企業は、食品産業でも敏感にその流れを読み取って、ビジネスプランやブランド構築に役立てています。