いわゆる「民泊新法」が今月15日に施行されるのを前に大阪市では、「違法民泊撲滅チーム」の発足式が行われました。

大阪・浪速区の区役所で行われた発足式には、警察のOBや大阪市の監視員からなる「違法民泊撲滅チーム」のメンバーのほか、大阪府の松井知事や大阪市の吉村市長も出席しました。
この中で、吉村市長は、「大阪市には違法民泊が1万室あると言われている。大阪の経済の発展に貢献する安心な民泊を広げてもらいたい」と指示しました。
違法民泊撲滅チームでは、▽合法な民泊を増やすため、事業者に対し、大阪市への営業申請を行うよう促すことにしています。
また、▽悪質な営業を続ける事業者については、警察に告発するなどの厳しい措置をとることもあるとしています。
大阪市は、取り組みを強化することで、G20サミット=主要20か国の首脳会議が大阪で開かれる来年6月までに、違法民泊をなくしたいとしています。