この本を読んでいて、こういう事だと思った。
 
以下引用になります。
イルセ・サンさん 『心がつながるのが怖い 愛と自己防衛』 Kindle Unlimitedより

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【 プロローグ 】を抜粋して引用させて頂きます。
 

私は本のなかで、鈍感になろうとしたり、
他者や自身の内面を距離を置いたりする措置を、
「自己防衛の戦略」と呼ぶことにします。
この言葉は、他者または自身の内面、現実世界に近づかないよう、
私達が意識して、もしくはしばしば無意識にとる行動を示します。

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感情が高ぶっているときに周囲と距離を置くのは、
自己防衛の戦略として適切です。 

ところが自身の人生を生きるなかで、 

無意識に自己防衛の戦略をかたくなにとるようになると問題が生じます。 
 

自分自身の内面と必要以上に距離を置くことで、
生活の質と生きる意欲が減退してしまうのです。


また現実の人生と距離を置くことで、
周りがはっきり見えなくなり、
人生の舵を切るのが難しくなります。

自己防衛の戦略としては、
たとえば空想力を使って自分自身または他人の人生が実際よりもよく、
もしくは悪く見えるよう、外界の現実を再構築することが考えられます。

また、自分自身のことを感じるのを避けるため、
深く息を吸わないようにするといった身体的なことも含まれます。

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自己防衛の戦略は、
過去のあるときには困難を打開する上で賢明な策だったのでしょう。
しかし、幼少期にしょっちゅう自己防衛の戦略をとらなくてはならなかった人は、
成人してからも過度に自己防衛してしまい、
自分自身とも他者とも良質な心の交流が出来なくなります。
心を開き、愛情に満ちた関係を築くチャンスを逃してしまうのです。

この本を読んだ皆さんには、
自分自身の自己防衛の戦略に目を向けるようになって頂けたらと思います。
そしてそれらの戦略のうちいくつかを辞める選択をすることで、
人生が豊かになるかどうか、考えてみてほしいのです。

皆さんが自分との距離、他者との距離、
そして自らの人生との距離を縮めることを願っています。

そうすることで、自分は今生きているのだと強く実感し、
人生を楽しめるようになるでしょう。
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ここまでとさせてください。
読んで頂きありがとうございました。