近くにいいクリーニング屋が無い。と言う方に読んでほしいブログ | クリーニング屋が伝える上手なご家庭洗濯のブログ

クリーニング屋が伝える上手なご家庭洗濯のブログ

大阪羽曳野市恵我之荘 クリーニングビーの代表壁下がご家庭での上手な洗濯の仕方を伝えます。すこしマニアックかもしれないけど絶対損はしないブログ でもたまに楽しいブログも書きます(笑)

こんばんは クリーニングビーの壁下です。

ボクが毎日ブログを書くようになって、よく聞かれることがあります。
『近くに良いクリーニングがないのですが、送ってもいいですか?』
って

もちろん、クリーニング屋に送ってもらっていいですが、
自宅の近くで良いクリーニング屋さんを探すことが一番いいです。
送ると、時間がかかるし、運送代もあるので結果高くなりますからね。
もちろん、衣替えのクリーニングなら一括でまとめて送るのはいいことですが、
普段のクリーニングは絶対に近くが良いし、染み抜きなどは緊急性があるので、
信頼を置けるクリーニング屋さんがあるにこしたことはありません。

良いクリーニング屋さんを見分ける5つのポイント
http://ameblo.jp/cleaning-bee/entry-11771364687.html

この記事を参考にして頂いてクリーニング店をお探しください。

そもそも、『いいクリーニング屋』の定義ってなんでしょうか??
・価格??
・品質??
・サービス??

ま、教科書的に言えば価格・品質・サービスなど全てですよね。

価格について書いた記事があります。
クリーニング屋さんの洗濯コースは洋服の値段で選ぶのが理想的
http://ameblo.jp/cleaning-bee/entry-11835401000.html



ボクの中での『いいクリーニング屋の定義』は洋服の質問ができること。
・洗った方が良いのか?洗わなくていいのか?
・シミが落ちるのか、落ちないのか?
こんなカンタンなことを聞けることだと思います。

これはお願いも兼ねているんだけど。クリーニングを出すお客様も洋服について
理解してほしいこと。
洋服をクリーニングに出す方も、洋服の本質をよく理解すること。

すでに『良いクリーニング屋といいお付き合いをされている方』のほとんどは
洋服がめちゃくちゃ好きな人が多いんです。
好きだからこそ、洋服の寿命も知っている。

例えば、
ボタンはいずれ割れることがあります。特に貝ボタンなどは割れやすい。
という所まで知っている。

クリーニング屋やアパレル関係の方なら常識でも、一般の方は貝ボタンなんて知らないし、
ボタンが貝や水牛で作られているなんて知らない。
でも、貝ボタンや、水牛ボタンなどはプラスチックに比べたら全然高級感が違う。
ある意味、高級な洋服ほどデリケートに作られている。

クリーニング屋でボタンが割れる。ことって本当によくあります。
でも、ボタンはいずれ割れるもの。ということが分かっていればクレームにもならないでしょ??

また、古い衣料であれば、洗うだけで破れるものもあります。
先日預かったのは、40年前のオーダーで作られたスーツのクリーニング
桐の箱に入っているので見た目はキレイですが、
縫製している糸が腐っている可能性もあります。

『これ、大事なものだから丁寧に洗ってね』

と言われましたが、僕たちクリーニング屋にも限度はあります(笑)
もちろん、いろいろ説明させていただき、クリーンングさせて頂きました。
結果はなにも事故などにはならなかったです。


衣料品である以上、いずれ100%どこかが傷みます。
これは間違い有りません。
ボタン、チャック、金属類、縫製糸、肩パット などなど

クリーニング屋に出したからと言って、新品に戻る
ことはありません。
何かしら、事故が起こる可能性があることを認識することが大事

そこがクリーニング屋さんとお客様との信頼関係ができる第一歩です。
信頼関係が出来上がれば、良いクリーニング屋になりますよね。


こんなこと書いてるけど、ほとんどのお客様と信頼関係があるのか?
と言われればありません(笑)

先日も、ジャケットのボタンが4つ(前ボタン1つ 袖ボタン3つ)無かったので、
冬物のジャケットでしたので、お客様の確認を取る為にクリーニングする前に
お返しした所…
『ここに出す前は、全部ボタンはあった』と言われてしまいました
結果、ボタンは全て取り替えて(弊社負担)、クリーニング代金無料(お客様要望)
となったのですが、洗っていないのにお客様によってはこういったクレームに発展します。
クリーニング屋(ボク)とお客様の信頼関係が出来ていなかったんですよね。


まとめ
いいクリーニングを探す方法
・洋服は新品に戻らない、いずれ傷つくということを知る

・衣類のトラブルはよくあること。

・質問があれば徹底的に聞く。
 →洗い方など質問があればどんどん聞いて下さい。

・値段にはこだわらない
 →クリーニング屋さんは一般的に営業が下手(笑)
  ぼったくられることはありません。高いと感じたら…仕方ありません。
  もっと値段が安いクリーニング店を選びましょう。


シミが残ったりすれば、違う店を探せばいいと思います。
違うお店でそのシミが落ちれば、落としたお店が品質がいいということです。


最後に…

クリーニング店のクレームの入れ方
http://ameblo.jp/cleaning-bee/entry-11757343417.html
というブログもあります。

ここも参考にして下さいね♪