前回からのお筆先考察の続きで「霊主体従」「体主霊従」を波動視点で考察します。
以下のお筆先は前回に引用したお筆先の続きでこの中には「霊主体従」の言葉は出て来ませんがヒントが隠されていると感じます。それに何より言葉自体が神人の波動の高さなのである程度の波動の高さの人には心地良く感じますね。
「馬の耳に念仏」の通りに波動のレベルが離れ過ぎている人は何にも感じないだろうと予想は出来ます。
余り皆近欲があると、此の結構な誠を取り外すから、欲と云う様な見苦しいものは大きな邪魔に成るから、誤解の無いやうに修業を致して下されよ。コンナ暗りた世で在るから、誠の経綸の神の事でも、浅うよりヨウ取らんが、皆は病ひを治したら大きな利益の様に思ふて、神を松魚節に致し、神を床下へほり込みて置いて、神の真似を人民が致して、エラソウにして居るが、ソンナ小さい仕組じゃ無いぞよ。誠の正真の世界を創造へた神は、大望を成就させる為に、まだまだ神のソナヘも、世が治まる迄出来んぞよ。眷属の神が我れ好しに成りて、我れの資格する事斗り致して居りても、ソンナ事で世界は良く成らんぞよ。世界は何づれ混雑に成るから、兵隊に出て居るものの思ひやりを致さんと、仕放題に致すと、かなわん事が出て来るぞよ。日本の人民に神から気を附けて置くぞよ。神の骨折り、世界助けたさの此の苦労を、水の泡には致されんから、改心致さな致す所まで天地から気附け致すぞよ。
最後の方に書いていますね「改心致さな致す所まで」です、改心が出来ないまま済まされる事は無いと書いてあります。それでどうなれば改心が出来ていなくてどうなれば改心が出来たかが分からなければ始まりません。このお筆先は明治33年に書かれたものですからその当時の人が理解出来る言葉が使って説明しています。
それが「御霊を磨く」「水晶の心」「赤子の心」などですが自分にもはっきり言って良く分からない表現です。「御霊を磨く」はどうすれば磨けるのか分からないし磨けているのかも分かりません。そしてどこまで磨けたら磨けた事になるのかも分かりません。
「水晶の心」も良く分かりません。水晶はどのレベルの水晶を指すのでしょう?普通の水晶は完璧な形では無く多少歪んでいますね、ガラスと比べたら少し濁っていないですか?そうすると多少歪んで多少濁っていても良い事になります。多少はどのくらいなのでしょう、それに心は1面だけでなく無数の面があると思うのですがどの面が多少歪んでいて濁っていても良いのか、或いは完璧な水晶が基準で歪みも濁りもダメなのか分かりません。
そこで自分で辿り着いたのが波動の高さです。波動には高い低いがあって低い方から「餓鬼、畜生、鬼、人」となっています。「赤子の心」の赤子の波動はほぼ100%「人」の波動です。成長するに従い波動が下がって30代ではほぼ全員が畜生以下の波動になっています。
自分的には分かりやすい基準で改心とは餓鬼畜生の心から人の心になる事です。実にシンプルです。餓鬼畜生の心の人の基準は餓鬼畜生なので奪うのは当たり前、盗むのも当たり前、嘘をつくのも当たり前、暴力と使うのも当たり前なのです。それをしなくなったらもう餓鬼畜生ではありません。
それでどうしたら餓鬼畜生から人の波動に変われるのかですが1つは自分のトラウマを理解して必要なら解除が必要だと考えます。そうしてもう一つに「霊主体従」「体主霊従」が関係して来ます。
人はいくつかのパーツが集まって出来ています。肉体、魂、霊が一般的に知られているものです。他にもいくつかありますがその中で自分が「インナーチャイルド」と呼ぶ存在と「行動している自分」がいます。
他には心が2種類、しゃべる自分、思う自分がいてそれぞれ独立した存在が今の所確認出来ていてそれらが一緒になって一人の人格を造り出しています。
この中で「行動する自分」が全ての存在から情報を集めてどう行動を起こすか決定して行動を起こすと考えています。それでこの「行動する自分」が「体主霊従」の体だと考えています。
たまに無いですか、そのつもりで無かったけど何故か予想外の行動をしていた事が。それに何にも考えていなくても咄嗟に体が動いたなど。何故か食べるのを止めれない、何故か飲むのを止めれないなど、これが「体主霊従」だと考えます。
インナーチャイルドさんはどんなメカニズムなのかは分かりませんが大人になると閉じ込められてしまい解放率0%になっています。このインナーチャイルドさんが「体主霊従」の霊なのではと考えています。解放率0%なのでインナーチャイルドさんの意向が行動に反映されることはありません。
たまに「腹の底がモヤモヤする」事でインナーチャイルドさんの意向を感じる事が出来る時があります。自分が何か人間的に良く無い行動をした時、やらなくてはいけない事をやらないでごまかしたりした時にその「モヤモヤ」を感じると思います。インナーチャイルドさんの意向と逆の行動を取った時ですが「体主霊従」の状態ではインナーチャイルドさんに影響力はありません。
このインナーチャイルドさんは波動を使えば100%の解放が可能です。その後も100%の解放率をキープ出来るのかは別問題ですが解放は出来ます。この100%の解放状態が「霊主体従」だと考えています。
100%の解放ですからインナーチャイルドさんの意向が全てに反映されます。インナーチャイルドさんは体に良く無いものは嫌いますから「タバコ」は嫌いです、大量のアルコールも嫌いです。食べ物も体に良く無いものは嫌いですからもし100%の解放をキープ出来ていたら食生活が変ります。
インナーチャイルドさんはストレスが嫌いですから嘘をついたり他人をイジメたりして自分にストレスがかかる事を嫌います。それでこれは感じた事で良く分からないのですが損得勘定はあまりしない様に感じます。
インナーチャイルドさんも他の人は波動鑑定が出来ないので実際に存在を確認出来ている人はいないか極少数だと思います。たまにスピリチャルの世界でインナーチャイルドでは無いけど似た様な言葉を使っているのを見ます。でもインナーチャイルドさんが100%解放されている人は見た事が無いので別の存在の話をしているのか言葉だけパクッているのかも知れません。誰も自分のインナーチャイルドさんと交流出来ていないのがそれで分かるので誰とも意見交換はしません。それで特に詳しく調べるつもりも無いのでこれ以上の事は今の所は分かりません。
でも餓鬼畜生の波動から人の波動になろうとしたら「体主霊従」から「霊主体従」になる必要があるのではと考えます。
最後に「人」の波動になるのに多くの人は「聖人君主」になる必要があると考えていると思いますが「聖人君主」を目指していては「人」の波動にはなれないと思っています。
こちらからの引用です。
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