給湯室をキレイにするには!?


給湯室とはなんぞや?と思った方

ぜひ、前回の記事をご覧くださいませ↓




お家で日頃からキッチンをお掃除している方にとっては

馴染みのあるシンクがメインの、給湯室。


ここでは

以下の5ステップをサラッと掘り下げながら

ご紹介したいと思います。


①除塵

②床掃除

③生ゴミの回収

④シンクとシンク周りの掃除

⑤壁と棚とゴミ箱などの拭き掃除



給湯室はビルやフロアーによって

広さも、作りも、置いてあるものも様々です。


そのため、臨機応変な対応が求められますが

この5ステップを押さえておけば

どんな給湯室でも、まずまずキレイになると思います。


え? まずまずキレイでイイの?

って思っちゃいました?


でもこの、まずまずキレイにする、ってこと

想像しているより大変なんです。


そしてこの、まずまずキレイな状態をキープすることは

日常清掃を任せられた清掃員にとって

とっても大切なことなんです。


それに、不慣れな最初から

ピカピカにしようと意気込まなくて大丈夫です。


そう、まずは定期的に行われていると思われる

品質管理をクリアすることを直近の目標にして

5ステップにトライです。




STEP.1除塵


除塵(じょじん)→ チリやホコリを払うこと

※国語辞典より


カッコよく除塵とか言ってますが。

カンタンに言ってしまえば

ホコリ取り。


となりのトトロ世代には

こちらの歌がピッタリかと。


まっくろくろすけ出ておいでー♪

出ないと目玉をほじくるぞー♪


サツキとメイちゃんのまぶしい笑顔を思い出しながら

給湯室にいるまっくろくろすけを追い払います。



実際に給湯室を利用されているテナントさんが

ホコリを気にされているご様子を

私は見かけたことはないのですが。


品質管理=インスペクション担当のスタッフは

ホコリの有無を必ずチェックしています。


それに、ハウスダストなどアレルギーで

ホコリが苦手な体質の方がいるかもしれません。


もし、自分が担当している給湯室で

季節関係なくクシャミをしている

テナントさんを見かけたりしたら

あちこち除塵してみることをおすすめします。


もしかしたら

普段、除塵していないところにホコリが溜まっていて

そのホコリに反応している可能性も考えられます。



余談ですが。


どこをお掃除することになったとしても

そこを利用されているテナントさんのご様子を

チラッと気にしておくといいかもしれません。

※ガン見しろとは言ってないですよー!


なぜなら、何気ないテナントさんのご様子こそ

そこの場所をお掃除する時

役立つヒントが隠されていたりするからです。


毎日、同じところを同じように

ただお掃除しているだけ、

のように思えるかもしれませんが。


私たち日常清掃のスタッフというのは

テナントさんのクシャミひとつ、見逃しません。


本当にただのクシャミ、なのかもしれない

けれど! お掃除が必要なサイン、なのかもしれない。


クシャミひとつから、そんなことを考えて

どこか手の行き届いていないところがあったかな?

なにかまだ汚れているところがあるのかも?

などと思いを巡らせながら、お掃除を進めています。


なぜなら私たち清掃員が

わざわざ毎日そこに行く意味というのは

お掃除を通してキレイに清潔を保つこと、

だけでなく。


気持ちよく快適に利用してもらえるように、

そんな意味も含まれていると思っています。


そのため

『会社の給湯室に行くと必ずクシャミが出るんだよねー』

なんてことにならないように

見えないところまで気を配ってお掃除を頑張っています。



ちなみにどんなアイテムを使って

除塵をしているのかというと…



花王 クイックルハンディ

これは一例です


一例ではありますが

実際に私が働いているビルでは

花王のクイックルハンディにもお世話になってます。


いつもお家で使っているアイテムを使って

お仕事できるのは嬉しいですよね。


もちろん!

現場によって用意されている備品は変わると思います。


しかし、除塵という作業で望まれている結果は

どんなアイテムを使って行おうと、同じです。


そう、ホコリをなくすこと。


定期的に除塵して

給湯室にまっくろくろすけが住み着かないようにします。




STEP.2床掃除


給湯室の床が汚れている主な原因は

ホコリ、水、泥、油などがほとんど。


ホコリは隅に溜まりやすいので

部屋の端っこをグルッとなぞるようにして

掃除機でサッと吸ってしまいます。



水は、シンクを使った際に飛んだ水が

床にこぼれたくらいの量であることが多いので

モップ掛けなどでサッと拭き取ります。



泥は、お天気の悪い日によくお目見えします。

テナントさんの靴にくっ付いて

外から入ってきた汚れです。


そのため、泥も水と同じように

モップ掛けなどでサッとキレイにできます。



この中で注意が必要なのは、油です。


掃除機で吸ってしまうと

掃除機のお掃除が大変になるかもしれません。


モップを掛けてしまうと

油が給湯室内に広がってしまうかもしれません。


そのため、水かな?と思っても

給湯室という場所柄、少しだけ注意します。


この水のようにみえるものはなんだろう?


色が付いていないか、

油っぽくないか、

水に擬態した油でないかどうか、ちょっと確認。


もし、油であった場合は

そのビルのやり方があると思うので

先輩やチーフに教わった方法でキレイにします。



今回ここでは、私が気に入っている

とっておきの油掃除の方法をひとつ、ご紹介します。


そもそも給湯室内で拭き取る油の量なんて

ほんの少量であることがほとんどです。


たとえば、カップラーメンの残り汁だったり

お弁当のお惣菜などに使われていた油だったりが

捨てる時にこぼれてしまったような量です。


その少量の油を拭き取るのに便利なのが

オフィスビルのお掃除では必ず手に入る

小さくなったトイレットペーパー。


そのトイレットペーパーで

サッと拭き取りゴミとしてポイ、これにて終了。

私はこのやり方がシンプルで気に入ってます。



ちなみに…

油取り紙を持ち合わせていないタイミングで

わたしテカッちゃってませんか!?なんて時も

慌てず騒がず落ち着いて。


トイレットペーパーで代用すれば

テカッてるなんて、もう誰にも言わせません。

※もちろん優しく押し当ててくださいねっ!!!



STEP.3生ゴミの回収


給湯室のお掃除で忘れてはいけない

とっても大切なお仕事が、この生ゴミの回収。

特に、夏場。


建物の中だし、一年中エアコンが効いている

そう思うかもしれませんが

実際のオフィスビルは夜になると

エアコンが切られてしまうことが多いと思います。

※早朝や土日祝祭日もエアコンオフであることが多いです


夏場の窓を閉め切った室内

そこに置きっぱなしになった生ゴミ

↑このコラボを想像してみてください


それに、気温など関係なく

ゴキブリという大敵もビルの中には潜んでいます。


そのため、給湯室のお掃除を任された場合

生ゴミ関連はしっかりと対処します。


なぜなら…

もし虫が湧いた場合

もしゴキブリがいた場合

対処するのはほかの誰でもなく、自分なんです!!!


そんな作業

想像するだけでイヤですよね。


そう、うっかり忘れたばっかりに

あとでイヤな思いをしたくはないので

生ゴミ関連は特に気を付けます。




STEP.4シンクとシンク周りのお掃除


給湯室のお掃除のメイン作業にして

お家のキッチンとそう大きく変わらない作業です。


みなさんがお家のお掃除で

毎日どこまでキレイにしているかわかりませんが。


オフィスビルのお掃除で給湯室を任せられたら

シンクの表面だけでなく

水が排水されていく蓋などのパーツも全て外して

中の中、奥の奥まで

毎日しっかりと洗うことになると思います。



毎日お掃除するんだったら

ちゃんとやる日を決めといて

あとはサッとでいいんじゃない?


そんな風に思うかもしれません。


もちろん、それがそのビルのやり方だった場合は

毎日やらなくていいのですが。


多くのオフィスビルでは

給湯室のお掃除=毎日しっかりとキレイにする

これが基本スタイルになっているようです。

※あくまでも私の体感です


その理由はたぶん… 

一つ目、利用者が多い。


オフィスビルの大きさにもよりますが

それでもお家のキッチンと比べたら

オフィスビルの給湯室が毎日さばいている人の数なんて

それこそ、星の数ほどです!



二つ目、使い方の質。


お家のキッチンをそこまで汚く使う人は

そうそういないと思います。

しかし、会社の給湯室というのは…


いろんな人が使うんだしー

自分が掃除するわけじゃないしー

掃除する人だっているんだしー

ちょっとくらい汚したって別にイイっしょ!


↑こんな方が、星の数ほどの中では少数であっても

確実にいらっしゃいます。


そして、そのちょっとくらい汚れたって…が

星の数ほどある人数の利用で

どんどんと積み重なっていき

結果汚れ方はというと、お家のキッチンとは大違い。


あれ? 昨日洗ってキレイにしたばっかりなのに…

そう思うこと間違いなしです。


だからといって手を抜けば抜いた分だけ

汚れが地層のように重なって

簡単には落ちにくくなり、ゴシゴシすることに。


ゴシゴシするということは…

それなりに時間が掛かり

限りのある自分の体力を使うので、疲れます。


そんな大変でしかないゴシゴシ作業をやって

数日分の汚れを一生懸命キレイにするのは

そう遠くない未来を生きる自分、となれば?


清掃員として

心はもう、決まったも同然ですね!


ついたばかりの汚れは

スルンと簡単に落ちやすいことが多いので

毎日サッとで大丈夫です

汚れを溜めずにキレイにしておきます。




STEP.5壁・棚・ゴミ箱などの拭き掃除


最後にご紹介するのは、拭き掃除。

ついている汚れは床と似たり寄ったりです。


シンクを使った際に飛び散った、水や油

ゴミを捨てる際に飛んだ、食べ物の汚れ

洗剤やハンドソープなどのヌルヌル

などなど…

給湯室の中にはいろんな汚れがあります。


しかし、除塵以外の作業、全てに共通しているのは

汚れが残っていると、その汚れの全てが

虫のご飯になってしまう可能性があるということ。


せっかく生ゴミを忘れずに回収していても

床や壁などに汚れが残ったままだと

アレら達に出くわす可能性が高くなります。


そのため

毎日サッと、たまに全面的に

汚れのつく場所を拭きます。


それに、ついていてもおかしくない汚れとはいえ

汚れなんてついていない方が気持ちいいですよね。


そのため

毎日サッと、たまに全面的に

汚れのつく場所を拭いておきます。



さて今回は、給湯室のお掃除を任せられたら

どんなことをやることになるのか

少しですが具体的に紹介してみました。


そして長くなりましたが

最後まで目を通していただき

本当にありがとうございます。



最後に私事で大変恐縮ですが

腱鞘炎の痛みが酷いため(注射が効いてきません…)

更新ペースは今後も🐢さんであると思われます。


しかし、ちゃんと更新するつもりですので

これからもどうぞよろしくお願いいたします!