カーボンニュートラルは、ブームの仕掛け人が作り上げた巧妙な虚構だ。

木を燃やすことを正当化するための後付けの詭弁でしか無い。

 


いくら温暖化抑制(これも真相は疑問だ)のエコだからといって、住宅地の中で薪ストーブや暖炉を使わないで欲しい。エコかどうかと、近所迷惑かどうかとは別の問題だ。
冬の間、焦げ臭いニオイがずーっと1日中。臭くてたまらない。換気もできない。たった数軒の無神経な薪ストのせいで、空は煤煙で真っ白だ。
規制する法や条例が無いからって、これはあまりにも酷い。どう考えても非常識だ。

それに、本場の欧米でさえ煤煙排出という大気汚染の大問題を起こしているのに、
なぜそれをもエコという錦の御旗のような言葉で日本のユーザーやお役所は「問題ない」と封じたがるのか?
薪ストーブ業界団体の圧力?建築、農林造園関係者たちの圧力?策略?陰謀?
彼らが儲かる為(下心、私利私欲)だけに煽っているブーム?

廃材がタダで処分できるし、あわよくばゴミを薪として売ってお金になる。間違いなく。

 

ブームの仕掛け人の利益、誰が儲けているのか、お金の流れを冷静に見ていれば簡単にわかるカラクリだ。
エコかどうかは既に問題ではない、わけだ。(後述)


北欧でもあるまいし、そんな死ぬほど寒い場所でもないのに、他にいくらでも暖をとる方法があるのに、何で煤煙と焦げ臭い悪臭を出し続けて、個人的、偏屈で特殊な趣味だけのために、辺りじゅうに迷惑を掛けて平然としていられるのか?

 

くさい臭いを、良い臭いだと偏屈な理屈を言い張って周囲を威圧し黙らせようとするのはなぜ?
何の落ち度もなく普通に生活している周りの多くの人たちを、有無を言わせず一方的に困らせておいて、お詫びもせず鉄面皮で偉そうな顔をしているのはなぜ?

エコを(表面ツラでも)言うなら生活のすべてを昔に戻せばいいのに、
(電灯は使わず暗くなったら早く寝る、木炭を使って料理する、車は木炭自動車等々)
薪ストーブを平然と住宅地の中で使う、そういう人に限って、
夜中まで大騒ぎをして不夜城のようなエネルギーを無駄にするような生活をするのはなぜ?
薪ストーブ以外は文明の利器を過剰に使い、財を貪り贅を尽くすような生活を満喫したがるのはなぜなのか?
そういう一家の生活は環境負荷が大きく、エコとは正反対だ。生き方が矛盾している。

 

例えば、吹き抜けのログハウスで薪ストーブを使い、電気を使ってシーリングファンで熱気を下へ攪拌しているなど、まるでエネルギー効率を考えられない人。見た目や雰囲気だけしか眼中に無いような愚かな設計者と施主のやること。

熱は上に行く。天井は低い方が部屋は効率よく温まり、強制送風など不要なはずなのに。子供でも解ることだが。


ハイソでオシャレっぽいイメージを妄想し、火を眺めて恍惚と薪ストの上でダッチオーブンで料理だとかピザ焼いて喜んでいる(そういうスタイルを煽る企業や店にも大きな重い責任はある)、その周辺住民は文句も言えず困り果てていることに気がつきなさい。周りはみんな、あなた達に呆れている。普通にしているけれど心底では「非常識だね」と軽蔑しているのに気がつかないのか?

エアコン(冷房、暖房いろいろあるでしょうけど)を取り付けたり、ファンヒーターを買ったとか、エコキュートのようなもの、ソーラーパネルなどを付けた、二重窓にしてみた、高断熱気密住宅にした、LED照明に換えた、等のような事を、これ見よがしに近隣や知人に自慢する人は多分居ないし、WEBサイトやブログなどでも、こういったことを自慢する人は、まず居ないと思う。


しかし暖炉や薪ストーブは、嫌になるほどオンライン、オフライン共に浮ついて嬉々とした自慢のオンパレードだ。「薪ストーブいれました」「北欧みたいでオシャレ」「エコでセレブな生活」「芯まで温まる」「燃える炎に恍惚」「郷愁を誘う木の燃えるにおい」という類の、これまた、薪ストーブorログハウス取扱い業者あたりから吹き込まれたであろう、判で押したように歯の浮くような定型句が並ぶ。

つまり、
ここまでで、薪ストーブや暖炉を住宅地の中で平然と使う人の頭の中身、思考回路が明白になったと思う。
暴いてあげよう。エコが本当の理由ではなく、
「オシャレでセレブっぽいイメージ、それを誇示して自己満足したい」彼ら彼女らの本音、実態はこれが正解だ。
つまり、排気管から吹き出す煤煙と燃焼臭気は彼ら彼女ら自身の自己顕示、見栄を誇示するアドバルーンのようなもの。だからこそ悪びれもせず平然としていられる。それで「何が悪いのよ」と開き直り、「やめる気は無い」と偉そうに宣言できるわけだ。そこには反省も改善も存在しない。

 

これを証明するような一つの例が有った。とあるブログで見かけたが、住宅地の中に新築をして引っ越そうと思い立った人が、「近所迷惑よりも自分の快適さ、思いを優先しようと思う」と、薪ストーブを導入しようと決めた等。

所詮その程度の認識でしかない。自分さえ良ければ周りの事などどうでも良い、と考える者のする事だと言う証だ。

 

 

「昔から木を燃料として使ってきた」だから薪を燃やしたって良いではないか、「煙が少ない無害な燃料」だから何が悪い?という詭弁もあるのは把握しているが、それも他人様に不快で迷惑な思いをさせて許される言い訳には断じてなり得ない。

「薪という燃料は煙と臭気が多いもので、煙臭くないというのは嘘だ。近隣に申し訳ないので辞めた」と書いているかつてのユーザーもいる位だ。

薪スト関連業者も実際に「オシャレでセレブっぽいイメージ」そういった触れ込みで販促しているのが実態だ。大きな短所を殆ど開示せず売りまくっている、それが多くの業者ではないだろうか?だからこそ、こういった煤煙悪臭問題が各所で起きているわけ。無責任極まりない。モラル以前のお話だ。

こういった事を書くと、「羨ましいくせに」「貧乏人のくせに黙れ」と、薪ストユーザは噛みついてくると思う。まさにそうだ、そういった言葉で反撃してくるそのメンタリティはまさに空虚な自己顕示欲から来るものだと、良くわかる。他人に迷惑を掛けてまでしないと自分のアイデンティティを維持できない、寂しい人だと思う。

そんなもの、全然羨ましくない、ホント。臭くて煙いし。偏屈な変人か成金さんの自分勝手な趣味だと思う。

百歩譲って、そんなに火を焚いて喜びたいなら、辺りに人家が数百メートル以内に無いような超過疎地や、山奥のような場所でやったら良い。ゾロアスタ教みたいに一日中焚いていても文句言われない場所でやるがよい。


それと、もうひとつ。
田舎や郊外は空気がキレイだと思っている人が圧倒的に多いと思うけれど。
それは嘘。無遠慮無神経な薪ストーブ以外にも、野焼きや産廃の違法焼却なんかで、いつもどこかで煤煙が出ているから、下手すると一日中こげくさいし、空気は汚れ、辺りが霞んで空は真っ白に見える、これが田舎の真実。

そして、非常勤特別職の公務員である消防団員までもが、平然と違法野焼きを行う。論外だ。実際、本来はこういった指導をするであろう立場のはずの消防団員や公務員までもが限度を越えた野焼きをして検挙された事案はいくつも確認している。


田舎の空気は残念ながら焦げ臭くて煤煙で汚いことが多い。簡易測定器で試しに測ってみたらわかるけれど、pm2.5が50以上になることが頻繁にあって、田舎なのに幹線道路沿い並の高値になって驚く。街中の空気のほうが(辺り構わず燃やす人が居ないから)或る意味、臭くない場合すらある。


本当のエコとは、自分だけの快適を追求するあまり、周りに迷惑を掛ける行為をしないこと。
エネルギーを無駄にしないこと、環境負荷になるような燃焼行為をしないこと。
この勘違いなエコブーム、田舎暮らし移住、アウトドアブームの問題点や、
カーボンニュートラルの虚構について、謙虚に、皆にきちんと考えなおして欲しいと思う。

本当のエコを極めるならば、似非エコブームに乗せられて暖炉や薪ストにお金を使うよりも、いっそ、高断熱高気密住宅にしたほうが、改造したほうが、よほど無駄なエネルギーを使わずに済むし、長期的には電気石油ガスの使用量も減って、環境負荷低減と大気汚染抑制につながるのは明白。

単純に、「化石燃料か木材かを問わず、何を燃やしたってモノを燃焼させるということ=環境負荷・大気汚染」であるという基本的な事実が、なぜ解らないのか?

 

 

木質バイオマスがもし本当にエコだと言うなら、各個別家屋で冬期間だけの薪ストーブの代わりに、地域ごとに、それなりの規模の薪かペレット、可燃ゴミを使うボイラ式発電所を作って電力供給して、各家庭では電気式空調を使ったほうが、エネルギー効率や大気汚染抑制への効果は圧倒的に大きいはず。

 

 

 

エコを標榜するならなぜ、こういった観点から一段高い位置から長期的巨視的にものごとを考えられないのか?
薪ストユーザーや業界の人たち、目先の利益でなく地球環境と地域住民のことを考えなさい。

 

「間伐材を有効に利用」するということは、即=燃やすこと、と思っている人が多いが、それは基本的に大きく間違っていること。

木であれゴミであれモノをその辺りで燃やすことは原則禁止で、決して推奨されていないはず。

 

例えば野焼きを例に。

昔ならともかく、現代の住環境においては生活地域内で燃やすのは最終手段、最低限許可された極小規模の野焼きだけだ。切削クズやおが屑、伐採枝葉を、やむを得ず燃やす、そこまでだ。野菜残渣や籾殻等は水田や畑に練り込むのが今後の主流。燃やすことは現在では推奨されていない。当然だが。

灰はアルカリ性で、日本の土壌は酸性だったから、土壌改良のために燃焼灰を撒いて中性にしてきた。しかし、今だに灰を撒き続けている。長年の散布で土壌はアルカリ性に傾いているはずだ。現代では(融雪理由を除き)灰を撒く積極的合理的な理由は無いはず。農家はもっと環境問題も勉強すべきだ。

 

東京都清瀬市では、伐採した桜を燻製用チップとして、その他の伐採雑木を、園芸用チップ(肥料として土に練り込むのだろか)として販売しているそうだが、基本的には燃やすことはごく最小限に押える、こういった方向に進めるべきなのだ。

清瀬産ウッドチップの販売

落 ち葉 剪定枝 のリサイクル - ごみ・環境ビジョン21

 

木を伐採してどんどん燃やして、それが良いはずが無いのは、人類の長い歴史で学んできたはずだが、なぜ解らないのか。

考えてみてほしい。化石燃料を輸入せず、木質バイオマスで国内家庭の暖房を悉く薪ストーブにしたら、間伐材だけであっという間に不足し、山林伐採が過剰に進められ、日本国内の山林はあっというまに禿山になってしまう。子供でもわかる話。

 

「間伐材を有効に利用」というのは、集積材や合板のような形で、燃やさずに建材や家具材として役に立てることが本来の意味であるはず。こんな簡単なことが、なぜ理解できないのか、実行できないのか?

 

燃やさない、間伐材の有効利用とは、本来はこういう事を指すはずだ。

間伐材、もっと使いましょう(株式会社八ヶ代造園)

 


以上、こういった意見を圧殺するようだったら、やっぱり薪ストや暖炉って、少なくとも日本では、近所迷惑なだけの特殊な趣味のアイテムなのだという証明になってしまうと思う。いや、大方の評価はそうなりつつあると思う。

勘違いしている人が多すぎる。お役所も含めて。
本当に酷い。脱法大気汚染行為だ。
薪ストーブや暖炉を規制する法律や条例が無いのをいいことに、業界団体を始めその関連業者も含め、やりたい放題。
それが実態、現状。それを誰も疑問視しないこと自体が異常な事だと、多くの人に気がついてほしい。

 

 

おまけにもう一つ情報。

薪ストや暖炉を使う家の中で、殆ど常時舞い続ける細かい灰はアルカリ性だから、お肌にとっては最悪のものだ。
おしゃれぶって薪ストやっている、特におばさん達、お肌が荒れて汚くなる、いずれ。そして、娘がいたら、その娘の肌も同じように早く荒れて汚くなる。気がついたときは遅いが。



とにかく、住宅地の中で薪ストーブは禁止にしてほしい。
野焼きもやめなさい。特に産業廃棄物の違法焼却。役所は暖かな建物の中でデスクにかじり付いていないで巡回し、きちんと厳しく取り締まってほしい。

ついでに、臭いや煙を出し続けている薪スト家屋を見つけたら、できる範囲の言葉で構わないから、きちんと警告指導してほしい。困っている住民が居る、その問題解決をするのが、それが公務員の基本的な仕事だ。