ほとんどTVを見ない私が、ゆうべたまたまTVをつけたら
「サイエンスミステリー」という番組で、通常の人と違う色覚をもつ人のことを放映していました。
ご覧になった方いらっしゃるかしら?
昨日は、「4色型色覚」という、今までにない遺伝子をもつ女性のことを特集していました。
通常の色覚というのは、「青」「緑」「赤」に反応する3色覚。
この女性には、通常の3色のほかに「黄色」を識別する遺伝子があったんです。
だから、ほとんど同じように見えるトマトが、彼女に黄色に反応する色覚があることによって
黄色の多い少ないで微妙に違って見える。
「色覚」というのは、色彩のことを勉強していると出てくる言葉なんですが、
人の眼の中にある、明るいところで働く錐体という視細胞と
暗いところで働くかん体という視細胞が、色によって感度に違いがあり、
どの型を持っているかということ。
私達は、色(の波長)の反射率によって、色を識別しています。
ですから、緑が見えにくい色覚は、2型3色覚という色覚になります
4色覚をもつ人というのは、私達には見えない色が見え、
風景も空も、違う色彩の世界が広がっているのだそうです。
素晴らしい!!
(これが色覚異常という言葉ではなく、能力として迎えられてほしいし、
こういう人間がこれから増えていくのかしら・・・と思うとウキウキもするし、
もっと違う世界が広がっていくのかもしれません・・・現時点ではいいことばかりじゃないようですが)
そしてもうひとつおもしろいことを言っていましたよ。
モンシロチョウは、私達人間には見えない、紫より短い波長である「紫外線」を識別すると。
オスとメスでは、羽に当たる光の紫外線の反射が違うとか。
それによって、オスはメスを見分けているらしいです。
すごいですね~。あのか弱そうなモンシロチョウが、人間にはない能力を持っている。
カラーセラピーって、色占いや怪しいことのように思われがちですが、
実は、色=カラーは、「波長のエネルギー」であることは、科学的にもう証明されています。
「色」という波長のエネルギーを扱うセラピーであるということ。
人間が見えない紫外線という波長エネルギーをモンシロチョウが判別している事実。
カラーという見えるエネルギーから、見えない心の内側の世界へとアプローチするセラピー。
あぁ~、色の世界って、とてつもなく奥深く、興味深く、そして楽しい
また、長くなっちゃった。読んでくださってありがとう。