紅茶のスプーンが、ことん。  


そのあとに、知らないメロディーがひとつ。  


誰にも聴かせていないハミング(鼻歌)が、 マイクのいちばん近くで、息をひそめている。  


まだ、秘密。  


でも今夜のうちに、 少しだけ育てておくね。 


鍵が開いたら、 最初に聴かせる。    


ハミングを、まだ誰にも似ていない音楽に育てたい人へ。 


ここに、小さな鍵を置いていきます。