Linux の世界へようこそ!Linux コマンドは膨大にありますが、日常的に使うものは限られています。

PowerShell とは異なり、Linux コマンドは lscd のように 「短く、省略された名前」 が多いのが特徴です。まずはこれだけ押さえておけば困らない、基本コマンドをカテゴリー別にまとめました。


1. ファイル・ディレクトリ操作(基本中の基本)

これらは、パソコンの中を移動したり中身を確認したりするために必須です。

コマンド 説明 PowerShell での対応
ls ファイルやフォルダの一覧を表示 dir / ls / Get-ChildItem
cd 別のディレクトリに移動 cd / Set-Location
pwd 現在自分がいる場所を表示 pwd / Get-Location
mkdir 新しいディレクトリ(フォルダ)を作成 mkdir / New-Item
cp ファイルやディレクトリをコピー cp / Copy-Item
mv ファイルの移動、または名前の変更 mv / Move-Item
rm ファイルやディレクトリを削除(注意!) rm / Remove-Item

2. ファイルの中身を確認する

「ファイルの中をちょっと覗きたい」という時に使います。

  • cat [ファイル名]: 中身をすべて表示。

  • less [ファイル名]: 長いファイルをスクロールしながら閲覧(q で終了)。

  • head -n 5 [ファイル名]: 最初の5行だけ表示。

  • tail -n 5 [ファイル名]: 最後の5行だけ表示(ログ監視によく使います)。

3. システムの状態を知る

自分の PC やサーバーがどう動いているかを確認します。

  • top: CPUやメモリを使っているプロセスをリアルタイム表示。

  • df -h: ディスクの空き容量を確認(人間が読みやすい形式で)。

  • free -m: メモリの使用状況を確認。

  • whoami: 現在ログインしているユーザー名を表示。

4. ネットワーク・権限関係

  • ping [ホスト名]: ネットワークがつながっているか確認。

  • sudo [コマンド]: 管理者権限(スーパーユーザー)で実行。

  • chmod: ファイルの読み書き権限(パーミッション)を変更。


知っておくと便利な「合わせ技」

Linux の真骨頂は 「パイプ(|)」 です。一つのコマンドの結果を、次のコマンドに渡すことができます。

例: ls | grep "test"

(ファイル一覧の中から "test" という文字が含まれるものだけを探す)


[!NOTE]

実は、Windows の PowerShell 上でも lscdmkdir といった主要な Linux コマンドがそのまま使えます。これは PowerShell が初心者のために「エイリアス(別名)」として Linux 風の書き方を登録してくれているからです。

次は、これらのコマンドを使って「特定の条件のファイルだけを探して削除する」といった、少し応用的な使い方を練習してみますか?