最近どういうわけかオークションでもよく見かけるためかもしれません。
Jeuffroyクラリネットは、古いルブラン・フランスの木製クラリネットの下位機種です。
かつて、フランスのルブランでは、
上位機種、高級機種が「Leblanc」、次いで初級や中級向け機種が「Noblet」、その下が「Normandy」、その下に「Jeuffroy」という銘柄になっておりました。
そして、上位の銘柄は職人さんが手作りで製作し、下位機種は機械で加工している、と雑誌には紹介されておりました。
Jeuffroyのクラリネットを見ると、下管の左手で操作するキーの形状がまったく違い、非常に簡素な作りに見えますが、これは機械で簡単に作られていたためかもしれません。
上管のトリルキーも、やや単純な形状になっています。
古いNormandyという機種にも、同様のキーの形状のものがあります。
また管体は、細かくよく研磨されていないためかやや粗く、つるんとした上位機種と比べると、やはり安価な楽器かなと言うことが分かります。
とはいえ、木材の質は非常に良いものであることは感じられます。
今から40年前、50年前は、国内だけでも本当にいろいろなメーカーが乱立(?)し、1つのメーカーでもいろいろな機種を出していたのですね。
Leblancの銘柄の中にも、LLモデルを始め、L7モデルやラージボアのものなど、いろいろありましたし、セルマーにもCentered Toneというラージボアのものがありました。
良いメーカーや機種がどれほどあったかは分かりませんが、今よりも機種の選択肢が多かったのは確かです。
ちなみにどういうわけか、少なくとも60年代には日本楽器が「ノブレ・ジェフリー」を輸入し、プリマが「ノルマンディー」を輸入していました。