阪神大震災の日を迎えて | 粘土サロンでティータイム

粘土サロンでティータイム

DECOクレイクラフトアカデミー認定 
  神戸の粘土教室「クレイサロン・N」

阪神大震災から今日で18年を迎えました。
その前年に千葉県の浦安市から神戸に戻ってきて、まさかこちらで地震が起こるとは思っていませんでした。

当時は、震源地に近い垂水区の一軒家に住んでいました。


寒い寒い日の明け方、地響きと共にものすごい縦揺れで飛び起き・・・
・・・最初にしたのは子供の安否を確認する事ではなく枕元の靴下を探すことでした。

真っ暗闇の中、ガチャンガチャンと1階の台所で食器の割れる音が響き・・・
・・・その中を手探りで「靴下?靴下はどこ?」とひとり言を言いながら・・・

幸い家族は無事で、慌てて外に飛び出したすぐ後には長田区辺りの空はすでに赤く染まり、燃えカスが雪のように暗い空から降っていたことが鮮明に思い出されます。

翌朝には何度もやってくる余震に怯え、私のしていたことはただただ粉々に割れた粘土の人形や花を瞬間接着剤で修理し続けていただけ。

何かをしてないと怖くてじっとしていられなかったのです。


その後、横倒しになったビルは建て替えられ、倒壊して遮断された高速道路は繋がり、もう無理だと思った神戸は見事によみがえりました。

その後、まさかと思える大地震が東北を襲い、あの時に感じた闇のような気持ちのままの方が今でも大勢いらっしゃることと思います。

何年経っても親族を亡くされた方にとっては悲しみが消え去る日がやって来るとは思えません。


心よりご冥福をお祈りいたします。

   クレイサロン・N 



にほんブログ村
  ブログ村ランキング参加しています
 応援クリックよろしくお願いします グッド!