(11年前に記載した日記をもとに書いてます)
旦那の日程が合わず、母と2人で検査に向かった
待合室はたくさんの人が診察を待っていた。
あの頃の私には、元気な子を産む為の検診に見えた。
でも今思えば、みんな私と同じく出産する予定の子
に何らかの問題がある人たちだったのだろう。
名前が呼ばれ、検査室へ母も一緒に誘導された。
「早く気付いてよかったですね。産まれてくる前に
しっかりと準備して万全の状態で出産しましょう」
と言ってくれた
念入りにエコーをしている先生の顔に変化がないか
エコーの画面よりもそちらが気になる。
先生が突然口を開いた。
「脈絡叢のう胞があります。ネットで調べると色々
怖いことが書かれていると思いますが、あれは
全て左右両方にある場合で、今回のケースは
片方だけなので影響はないです。」
脈絡叢のう胞…うちの息子の場合は、片方の脳側部
で見つかった袋状の分泌物の病態の
こと。
両方で見つかった場合は別の障害が
現れることになる。
なんだか検査するたびに新しい問題が出てくる…。
幸い今回のは片側のみののう胞で、位置も影響ない
場所であったことから、特に障害の形で表には出て
こないでしょう。とのことで、まずは一安心
ただ、RH−&子宮筋腫持ちの私は、出産時の想定外
の出血に向け、自己血を貯血することになったが、
そこでもまた思いもよらない出来事が…。