心にナイフをしのばせて 奥野 修司 | clawの気ままに読書
- 心にナイフをしのばせて/奥野 修司
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- この作品は、酒鬼薔薇事件があった28年前にも同様の事件があり、その事件について扱ったものでした。
当時高校1年生だった生徒が同い年に惨殺された事件です。自分が生まれる前だったので、これを読むまでこのような事件があったことは知りませんでした。
ここでは、殺された家族を中心に書かれており、被害者家族はこのような悲惨な人生に一瞬にしてなってしまうのだなと考えさせられました。
一方で、加害者のほうはまだ16歳だったので少年法が適用され、わずか2~3年で社会復帰し、被害者家族には謝罪の一言もないそうで、その上、仕事はというとなんと弁護士になっていたというのですから、被害者にしてみれば納得できないと思います。
確かに人を殺したというのにまだ若いというだけで数年で社会にでて、前科もつかないのでそれまでの人生をリセットしてやり直せるというのは、少しおかしいのかなと思います。
この本にも書いてありましたが、加害者にはこのような手厚いシステムがある反面、加害者家族にはなんのケアもないなんて少し違う気がしました。
- おすすめ度★★★★☆

