人気商品の発売日には開店前に行列ができて即完売するなど、いまやドメスティックブランドの中でも最も入手困難なブランドであるCOMOLI(コモリ)。
僕も偏愛するブランドですが、今日はその人気の理由や魅力について紹介したいと思います。
目次
1 COMOLI(コモリ)とは?
出典:https://www.comoli.jp/
COMOLI(コモリ)は、デザイナー小森啓二郎が2011年にスタートした日本のファッションブランドです。
“全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的の為に作られた物である。”という考えの基、“今の”日本の気候に合う、日本人の体型に合った、上質でシンプルな日常着を展開。
出典:https://www.fashion-press.net/brands/3097
小森啓二郎さんは、もともと大手セレクトショップで企業デザイナーとして10年間勤務した後、「自分が着たい服を作ったらどんな反応か」という考えを起点として独立しました。
2 ブランドの特徴
2.1 ぱっと見は地味
COMOLIの服は、無地がほとんどで、色も暗めのネイビーやブラウン、黒などが多く、素材感もビシッとした感じというよりは、ヴィンテージの古着のようなくたっとした感じがあります。
2.2 洋服の元ネタを日本の風土に合うように再発明
コンセプトにもある通り、特定の洋服のデザインをベースに、日本時の体型に合うようなサイズ感やデザイン、日本の風土でも快適に過ごせるような素材選びをしてクリエイションしています。
2.3 突き抜けた高級路線
定番アイテムは、デニムジャケットで4万円程度と、まだ日本のファッションブランドとしては見かける価格帯ですが、最近では特に高級カシミヤ素材や革素材のアウターともなると30万円を超えるようなアイテムもあり、高級メゾンに引けを取らないような価格帯のものも存在します。
一般受けを狙うのではなく、モノとしての超一流を創作することへのブレない意志を貫いていており、それがまたコアなファンを獲得する要因にもなっています。
2.4 買った直後より着込んだ方がかっこ良くなる服
一般的な服は、新品が一番かっこよく、着用や洗濯することでその価値は徐々に落ちていくものですが、COMOLIの服は「10年後に古着屋に並んでいてもおかしくない服」を目指し、新品よりも着古したことで雰囲気が増し、価値が高まる服を意図して作られています。
小森さんがヴィンテージでかっこよい服とそうでない服は何が違うのか、を分析した結果、「素材の良さ」に行き着いたとのことで、それが先ほどの高級路線(=素材への圧倒的なこだわり)にも繋がっています。
3 COMOLIが人気の理由
3.1 「自分のために作られた服」という感覚
世の中に服好きな人は大勢いると思いますが、当然全員がスタイル抜群というわけではありません。
それなのに世の中の広告やポスターや雑誌で目にするイメージは日本人離れした体型の欧米人がモデルのものばかり。(ユニクロですらそうですよね)
結局、洋服は欧米人が着た方がかっこよいもの、と無意識的にも感じてしまい、服が好きなのにどこかブレーキがかかってしまう自分がいる、という人は多いと思います。
そんな中、COMOLIが掲げるこのコンセプトは、
“全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的の為に作られた物である。”という考えの基、“今の”日本の気候に合う、日本人の体型に合った、上質でシンプルな日常着を展開。
出典:https://www.fashion-press.net/brands/3097
・"洋"服は、欧米人が欧米の風土や体型に合うように作った服なんだから、日本人に似合わないのは当たり前。
・でも、かといって今の時代に着物や和服を日常的に着るのは、無理がある
・じゃあ、あくまで"洋"服だけど、日本人の体型や日本の風土に合うように作り直そうよ
ということで、言われてみれば確かにそりゃそうだ、という目から鱗が落ちるような納得感があります。
僕自身含めて、別に「欧米人の体型に対してコンプレックスを持っている」と意識しているわけではなくても、世のファッションブランドのイメージ写真を見ていて、なんとなく「自分のためのものじゃない感」を感じている人は多いと思います。
それを、根底から覆したことによって、COMOLIしか着ないという人もいる程の熱狂を生み出した要因にもなっています。
3.2 全てが絶妙なバランスで唯一無二の雰囲気
COMOLIの服は、
・地味なんだけど、シルエットが独特でなんかかっこいい
・オーバーサイズ、なんだけどだらしなくなくてなぜか上品、
・だけどヴィンテージの古着のような土臭さ、粗野な感じもある
というような、相反する複数の要素を高いレベルで両立していて、それが一言では言い表しにくい唯一無二の魅力につながっています。
普通は2つの要素のいいとこ取りをしようとすると、中途半端な作品になってしまい、誰にも無向きもされないものが出来上がってしまいますが、COMOLIは、絶妙としか言いようのないバランスでそれを実現しており、それはまさしく小森さんと職人の圧倒的な創作力によるものです。
3.3 経験したことのない極上の着心地
見た目がかっこいいだけの服って、だんだん着なくなって、また次買うこともなくなりますよね。
COMOLIの服もどれだけかっこよくても着心地が普通であれば、そこまで人気に火がつくことはなかったと思います。
しかし、そもそも「洋」服自体が日本の風土や気候に最適化して作られていないため、着心地が良いはずもない中、COMOLIはそれを日本の気候に最適化するように、しかも最高級の素材で作られているので、
経験したことのない極上の着心地
を感じられます。例えばデニム1つとっても、Gジャンなんて暑苦しくて窮屈が常識の中、11.5オンスという通常のデニムでは見かけない薄手の素材と、太いアームにすることで、肌に密着しない抜群に通気性の良いGジャンに生まれ変わっています。
普通の服って、試着した時に、見た目ばかり気にすると思いますが、COMOLIの服は、「着心地良いですね」というような、着心地に対する感想や会話が自然に生まれてしまうのも、異次元の着心地の良さを物語っています。
3.4 圧倒的に所有欲が満たされる
小森さんのデザインと、高級天然素材と職人芸より作られた服はもはや「作品」。それがファストファッションの台頭で忘れかけていた「モノの所有欲」というものを呼び覚まし、満たしてくれます。
洗濯や着込むうちに経年変化で味が増す、というのもより愛着を増してCOMOLI沼にはまっていく要因ですね。
4 COMOLIの定番人気アイテム4選
そんなCOMOLIの中でも、入門アイテムとして最適な定番商品を紹介します。
4.1 タイロッケンコート
COMOLIを代表する定番アイテムである、タイロッケンコート。
「トレンチコート」の原型とも言われますが、デザイナー小森さんがトレンチコートを作ろうと思って無駄なものを削ぎ落として行ったら自然とこの形になったとのこと。
大きな襟とミニマルなデザインが特徴で、どんな体型の人でも首回りから裾にかけての流れるようなAラインとドレープ感で1ランク上の雰囲気を纏うことができます。
最近は、待望の黒色のタイロッケンコートが発売され、約12万円という価格にもかかわらず、本店や各セレクトショップでは開店前に行列ができ即完売するほどの人気でした。
4.2 コモリシャツ
小森さんが、この一枚さえあれば良い、というものにしたいとの想いを込めて作ったというコモリシャツ。
ブランドの名を冠しているだけあって、COMOLIを知らない初心者にも手に取りやすいアイテムです。
小ぶりの襟の着た時の立ち方と見え方は完璧で、シャツなんてどれも同じでしょと思っている人は必ず衝撃を感じます。
ゆったりと作られた身幅やアームと、薄手で極上のコットン素材による着心地は、まるで着ていないかのような感覚で至福そのもの。
洗濯してアイロンをかけずとも、シワが全く汚くなく、逆にすごく良い雰囲気を勝手に出してくれて、全てが計算し尽くされている一着です。
うっかり購入すると色違いでも購入したくなるので注意。
4.3 デニム
■デニムジャケット
いわゆるGジャンをベースに、サイズ感にゆとりを持たせてデザインをミニマルに削ぎ落とされた一着。
オリジナルのデニム生地は、11.5オンスという薄手の素材による着心地の良さとドレープ感、また表面の微かな起毛による、ヴィンテージの雰囲気や太陽光に当たった時の微妙な光沢感など、初めて実物を目にすると圧倒的な質感に思わず感動を覚えてしまうでしょう。
こちらに関してはより詳細の記事があるので参考にしてください
■デニムワークジャケット
いわゆるカバーオールをベースに作られた一着。
先ほどのデニムジャケットと比べてよりゆとりのあるサイズ感と、着丈が長いことによってどんなインナーに着ても違和感がなく、汎用性が飛躍的に向上したアイテムです。
こちらもより詳細は下記の記事を参考にしてください
■デニムベルテッドパンツ
ウエストに付属した同素材のベルトを縛って履くミリタリーのパンツを元ネタにして作られたデニムパンツ。
ウエストが一般的なパンツと比べるとかなり大きめですが、ハイウエストでベルトをギュッと絞って履くことで自然にタックが複数入ったような立体感が生まれ、かつ足長効果も期待できます。
詳細はこちら
また、これ以外にも5Pパンツ、オーバーパンツ、というタイプも存在します。
4.4 スウェット
■クルーネック(トレーナー)
コットン吊裏毛という、綿100%で裏地が起毛になっている生地で作られたスウェットです。
スウェットなので普段着として圧倒的に使いやすく、着心地も良いので、所持者の着用頻度が非常に高く中毒性の高いアイテムです。
詳細はこちら
■パーカー
上記のクルーネックにフードが付いたようなデザインのアイテムです。
■スウェットパンツ
コットン吊裏毛で作られたスウェットパンツ。
暖かさ、着心地の良さ、使い回しのし易さが全て完璧で、着用頻度は非常に高くなるアイテムです。
詳細はこちら
5 まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハマればハマるほど奥深くどんどん沼にはまっていく中毒性を持っているのがCOMOLIというブランド。
最近はオンラインショップでも手に入るようになってきたので、もし覚悟を決めた方は覗いてみるとよいかもしれません。
それでは
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