この時期になると毎年太平洋戦争、第二次世界大戦で敗戦した
日本が話題になります。テレビのドキュメント番組でも、戦争当時の
いろいろなストーリーが紹介されます。
私の父は戦争に行きました。少年兵として志願兵だったそうです。
母は小学校時代を戦時中に過ごし、教室で勉強するよりも畑で作物
を作っていたそうです。疎開の経験はないものの、防空壕の体験は
あるそうです。お国のためという言葉をよく聞きました。
「蛍のはか」を見ると、戦争の悲惨さを思わずにはいられません。
実際には、こんな映画でも想像できないようなことが日常として起こって
いたことでしょう。
今でも、被爆して苦しむ人たちが大勢います。
被爆した人たちは何も悪くないのに。生きた時代が悪かっただけと
済ますことができるのでしょうか?
戦争の責任は誰にあるのかが、議論されますが、
今となっては、当事者たちは亡くなっているため、また重要な
資料が焼き捨てられてしまったため、事実関係を立証することが
難しくなっています。
戦犯となった人々がいますが、果たしてその人たちの責任
だけだったのか?
両親は「日本は戦争に負けた」と回顧しています。
でも負けて良かった。戦争が終わったからとも。
今のこの豊かで暮らしやすい社会は、戦争中には
想像もできなかったと口癖のように言っています。
平和の有り難さは、戦争を知るものでなければわからないと、
実感をこめて語っています。
私たちの務めは、この平和な社会をよりよく発展させていくこと。
世の中から不幸の種をひとつでもなくしていけるように努力していくこと
なのではないかと、話でしか知らない不幸な時代を検証しながらつくづく思います。
戦争を知らない世代が増えた今、本当の意味での平和を考える
きっかけになるのが、終戦記念日(敗戦記念日)のこのお盆の時期
なのかもしれません。
最後に戦争に行って、死ねなかった父は、亡くなった戦友の分まで
幸せになろうと強く決意したそうです。
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