私の住んでいる国は、
いわばジャンクフード大国。



自国の郷土料理なんかないのではないかと言うくらいマズイ。

イタリアンや寿司、インド料理、チャイニーズ料理などの外国のご飯屋さんが立ち並び、自国のメニューのみが出るレストランは存在しない。


天気も悪く、年中曇り。


新鮮な野菜果物は育たず、海外からの輸入品ばかりがスーパーに並ぶ。

新鮮なお菓子はカフェに並ぶケーキくらいで、スーパーでは化学調味料の入ったお菓子(グミやチョコバーやポテチなど)しか買えない。

新鮮なケーキも買ったとて高カロリー。毎日食べれない。

日本だと餅とかまんじゅうとか煎餅とか、スーパーでも新鮮で自然的で低カロリー(なのかな?)なお菓子が手に入る。




そんなわけで、
スーパーからちゃんと野菜果物を買って料理しても「新鮮!美味しい!」という気持ちになったことがない。新鮮じゃないから。

つまめるお菓子も高カロリーだったり、化学調味料のお菓子だったりでパクパク食べれない。





だから当たり前といえば当たり前なのだが、


やはり日本へ帰国して、自国で元気に育った新鮮な食品を食べると身に染みる。


食べた瞬間に体の隅々まで
ジュワーっとなにか温かいものが浸透する。


ゲームのポーションを飲むとこんな感じなのかな?笑

一瞬、気を失ったのではないかというくらいドバーっ!と染み渡る。




しかし実はこれ、
日本のご飯を食べた時以外でも起こる。




私の住む国は食に関しては、先ほども言ったが最悪の環境。

自炊しても食べ物が新鮮でないので、なんだか味気がなく、まずい。

煮込んでも旨味が出てこない。




そんな日々を送っているので、

料理世界一を誇る夫の母国へ帰省して、太陽の下で新鮮なご飯を食べると、日本の味ではないが、ジュワーと新鮮な素材のパワーが体へ染み渡る。



シャキシャキとした食感、熟れた甘み、強い香り、溢れ出す汁etc...


これを感じるとジュワーと身に染みる。


私が最低の暮らしをしてるからだろうか。笑



醤油や出汁などの味でなくとも、太陽の味を感じると体が癒される。

太陽はどの国でも同じだからね。

太陽によって育てられた恵みは日本でも他国でも同じだ。



のびのびと広い牧場で太陽の下で育った動物のお肉でも言える。

私の住む曇りの国で育った動物のお肉もやはり新鮮みを感じない。高級なものだとそれなりに油たっぷりで柔らかいが、でもなんだか負のオーラ(?)を感じて深みがない。


太陽の国で育った動物のお肉は、安いお肉でも柔らかく、安いお肉でもジュワーと何か感じるものがある。

やっぱり太陽パワーみたいなのって(肉野菜果物の)体内に蓄積されてんのかな?

このジュワーって実はビタミンD?笑



とりあえず、
日本のご飯以外でも身に染みるくらいには、私の住む国のご飯事情がひどい。