友人が女性から婚活相談をされたそうです。女性の言い分は下記のとおりです。
「3か月の付き合いになります。月に1から2回、彼から誘いがあり、デートをします。彼から積極的にアプローチされることもなく、前に進みません。私自身も彼が好きかどうかもわからないです。彼が積極的にしてくれたら、自分の気持ちもわかると思います。彼は良い人なので、断るのももったいない気がします」
友人は、「自分からアプローチしてみたら」とアドバイスをしたそうですが、「男性からアプローチも出来ない人を結婚相手にできます?」と言われてしまったそうです。
30代から40代の女性や男性で、このような悩みが多く聞かれます。
「彼がもっと好きと言ってくれたら」「彼女がその気を見せてもっとメールの返事が早ければ」「彼の年収がもっと高ければ」「彼女の年齢がもう少し若ければ」
と、「もっと、○○なら」とないものねだりをしてしまいがちです。
でも、よく考えてみてください。
そもそも相手が積極的でないのは、自分に魅力がないからかもしれません。
彼の年収が高ければと言うなら、すぐに付き合いをやめて他の人にすればよいのです。
彼女の年齢が若ければと言うなら、明日はあなたも歳をとっているのです。
でも、「大切な結婚で失敗したくないので、悩むんです。不安な気持ちがあるのに決められません」と言いたくなりますよね。
その考え方が結婚を遠ざけることにもなります。
結婚で失敗がない人生を選ぶためには、結婚しないという選択肢しかなくなってしまうからです。失敗したくないと思うと、前に進めなくなります。
話を戻しますが、大切なのは相手の所為にしない婚活をすることです。
「過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられる」という言葉があります。
あの時にあぁしていれば良かったと後悔することと、相手がこうしてくれれば良いのにという二つの変えられないことは捨ててしまって、自分のなりたい未来のために、自分が今何ができるかを考え行動することに集中するのです。
人の所為にしているのは、変えられないものをあれこれと心の中で議論しているのです。
変えられるものに話が進むと、自分の責任となり、居心地のよい現状を変える必要が出てきます。現状にとどまれば、「未来に失敗する不安」から今は逃げていられます。
「過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられる」
自分が望む未来のために、今、できる自分の行動を変えていくことが、今できるすべてです。未来はどうなるか、誰にもわかりません。未来を考えれば、不安と希望の二つが必ずあります。不安を選択すれば、現状にとどまります。希望をもった人にだけ、自分の行動を変える勇気が出てくるのです。
行動を起こせば、良い変化が必ず現れます。婚活を始めたら新しい出会いがありましたよね。動けば、良い変化が必ずあります。
長文をお読みいただきありがとうございます。感謝。