雷雨戦線
土砂降りの中、宙に浮くビニール傘に必死にしがみつくも、無数の弾丸が僕を貫かんとする。
天に翳す透明なイージスの盾、守るのは真上からの空爆のみ。
前後左右、そして下からも容易に我が身に降り注ぐ。
身体の芯まで濡らす雨。
唯一の現代兵器である携帯電話をポケットから取り出し、傘の陰に潜め反撃の機を窺う。
しかし一個人の力ではどうしようもない力、雷撃で敗戦が決定的となった。
山手線の不通という形で降伏勧告を受諾し、戦争は終わった。
傷だらけの身体を癒やすために帰る。
この戦闘服のまま、新宿戦線を突破し、御敵大本営品川まで打ち砕くが我が使命であった筈なのに。
所詮は一兵卒、所詮は一兵卒である。
天に翳す透明なイージスの盾、守るのは真上からの空爆のみ。
前後左右、そして下からも容易に我が身に降り注ぐ。
身体の芯まで濡らす雨。
唯一の現代兵器である携帯電話をポケットから取り出し、傘の陰に潜め反撃の機を窺う。
しかし一個人の力ではどうしようもない力、雷撃で敗戦が決定的となった。
山手線の不通という形で降伏勧告を受諾し、戦争は終わった。
傷だらけの身体を癒やすために帰る。
この戦闘服のまま、新宿戦線を突破し、御敵大本営品川まで打ち砕くが我が使命であった筈なのに。
所詮は一兵卒、所詮は一兵卒である。