涙のリクエスト | The life is time killing till I die.

涙のリクエスト

記録的な大雪は、僕の昨日の苦労を無駄にした。

降っても降ってもまだ降り止まぬ、この雪。


朝起きたら玄関が雪で埋まっていた。

過剰な運動による筋肉痛だけが、僕の昨日の成果を証明していた。


降ったそばからまた積もっていく。

なんて不毛な労働だ。

一応明日の夜東京に戻ることになっているから、明日の昼間は、動かぬ身体に鞭を打ってまた屋根に上がろうと思う。



親子関係において、何がギブで何がテイクなんだろうか?

というか、母親の態度がちょっと気に食わない。

ちょっと気になった。

うちの母親は、僕が実家に帰ってくると、何かと僕にモノを頼んでくる。

雪かきから家事、その他諸々を。


そりゃ母親からは食事という点では確実にギブしてもらっているんだが、数的には圧倒的に俺がテイクするほうが多い。


一人暮らしで仕送りを貰ってるから?

いやまて、それでも一人暮らしは一人暮らしなりに苦労しているぞ。

仕事してないけどさ、そこにおける経験は仕送りに対する恩返しにはなりえないだろうか?


仕事が大変だから?

まぁそれは納得できるんだが、携帯をバッグから出すのが面倒だからと、自分の用件を人に電話させたりするのは如何なものか。


そして自分が弱い、疲れている、大変だと主張する。

そうやって同情を誘おうとしているのが、癪だったりする。

言われなくてもやることはやるってんだ。


「~やってよ。私仕事で疲れて…」


一言余計だ。

そんなこと言われなくてもやってるっちゅーねん。


タイでも、自分の怪我を公衆に晒して物乞いをしている人がいた。

「こんな身体では何もできません。何か恵んで下さい。」

母親の言動は、それと同じようなものだ。


やろうという努力を見せずに出来ないというのは本当に許せない。

些細な事なら絶対やって出来ないことはない。

僕はそう思っているから。


僕への仕送りは、先行投資だと思っていてほしい。

ちゃんと稼げるようになったら、自分以上に大切にすると決めている。

そりゃ、留年することにしちゃったけどさ、常に上昇し続ける株価なんてないんだからさ。


だからさ、最低限独力でできることは自分でやってほしい。

少なくとも若い頃のあんたは僕にそう教えてきたはずだ。

言葉が分からなかったら国語辞典を開かせ、腹が減ったら包丁を持たせ、そうやって育ててきたはずだろ?


生きてるだけで、好きなことやってるだけで、親孝行なんて思っちゃいないんだから、もうちょっと、あと少しだけでいいから尊敬できる母親でいてほしいんだが。