花火
星空が堪能できるはずの田舎も、昨日は曇りがちで、雲間からちらちら顔を覗かせるだけ。
しかし昨日、夜空を彩るのは星ではなく、花火。
携帯で撮ったから、不鮮明だけど。
小千谷市は3尺玉の発祥の地。
たしか明治24年だったかに3尺玉を打ち上げたという記録が残っている。
で、今では日本最大の4尺玉が打ち上がる。
尺が大きくなるにつれて、打ち上げることが難しくなる。
過去には真上に飛ばず、地上で破裂したこともあったらしい。
ちなみに右下の写真が4尺玉。
まず東京では3尺玉でさえもお目にかかれない。
4尺玉が開くと、本当にこれでもかというくらい視界一面に花が広がる。
そして数秒後に空気が振動し、大地が揺らぐほどの爆音が轟く。
その音圧を身体にひしひしと感じながら、空一面に広がるたった一発の大輪を目に焼き付ける。
それが地元の夏の終わりの風物詩。
それと、右上の写真は尺玉の80連発。
といっても写真ではわからないけど、引切り無しに上がる尺玉も、壮観だ。
煙火部の腕の見せ所。
数分間続くその瞬間、おそらくここは日本で一番美しい場所だと思う。
しかし今年は昨年の地震の影響か、以前ほど多く花火が上がらなかったような気がした。
確かに、小千谷市は相当被害を受けていた。
会場に行く途中の道路の電柱は、傾いているままだ。
道路も至る所で工事が行われているし、補修された道も、段差が激しくてスピードが出せない。
まだまだ元に戻るには時間がかかりそうだ。
なんといっても小千谷市は、土砂崩れで親子が生き埋めになったところだ。
それ以外にも何人も犠牲者が出ている。
今年の花火大会は、復興祈願とともに、犠牲者への鎮魂の願いも込められているようだった。
打ち上げられた花火は、夜空を照らし、そして散り、役目を終える。
そんな一面もある。



