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学生時代、室内楽の練習で、
ピアノ三重奏(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)に
取り組んでいた時のお話です。
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何時間も掛けて、お互いの解釈と表現の違いについて、
摺り合わせを重ね、みんな煮詰まって来ていました。
そんな時、誰とも知れずに、
「各々の持ち場を代えてみれば、それぞれの気持ちが
分かるかもしれないね!」というお話になったのです。
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ピアノから順に玉突きで、ピアノ→ヴァイオリン、
ヴァイオリン→チェロ、そして、チェロ→ピアノと
それぞれの持ち場を入れ替えての音合わせに挑戦しました。
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予想通りというか、案の定のいうか、
たどたどしい音楽が出来上がりましたが、とっても愉快でした。
『上手だけを目指すのではなく、楽しむ余裕も大事だね』って。
音楽の「根っこ」に触れられたような気がします。(^-^)/
今日も、よい一日になりますように。
(ende.)
