Ms.Violinistのひとりごと-ハイポジション 運指
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大人からヴァイオリンを始められた方に、
共通していえるのは「時間がない」ということ。

時間を捻出できたとしても、身体が疲れ果てて
課題曲や練習曲どころか、基礎練習も難しい時がある。

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そんな時には、ケースから楽器を出して、
左肩の収まる場所に楽器を滑り込ませてみてください。

右手に弓を構えて、全身が映る姿見の前で
フォームの確認なら、ご近所迷惑の時間帯でも、
疲労困憊でも、音楽への尊い愛があれが出来るはずです。

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あと、これは私のアイディアですけれど、
あなたが音楽をご鑑賞される時には、バヨやバヨ子にも
ご一緒させてあげてくださいませ。

古い時代には、笛で小鳥にさえずり方を教えていました。
素敵な音楽の響きで、楽器を共鳴させてあげるのは、
あなたの楽器が歌を覚えるのに良いかもしれません。

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本当は、日々の反復練習で身体に擦り込ませることが
一番なのだけれど、それを続けるための忍耐力は、
音を出せない時や、さり気ない時間でも、
あなたの「楽器と仲良くしていたい」という気持ちだと思う。

大人ヴァイオリンの醍醐味は、
「自分で色々と考え、工夫するところにある」のですもの。

ヴァイオリンへの愛を、いつも大切になさってくださいませ。


今日も、よい一日になりますように。
(ende.)

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