$Ms.Violinistのひとりごと-オ・タン・ジャディス(東京渋谷)クレープ
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先日の午後、とある住宅街を歩いておりましたら、
窓辺からヴァイオリンの音色が洩れ聞こえて参りました。
音楽を生業にしている私、ジャンルや楽器を問わず
聞こえてくる音には関心を持って足を止めてしまいます。

音程感から、ビギナーズだとすぐに分かりますね。
音階練習の後に、「きらきら星」を弾いておられました。
如何にも"たどたどしい音楽"ですけれど、丁寧な音の運びに
熱心に取り組んでいることが伝わり、好感を持てました。

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うっかり立ち聞きしてしまったことは不作法でしたが、
この微笑ましいビギナーズの音楽に、ご近所様も私と同じく
応援の温かい眼差しを向けていらっしゃることを願いたいです。
この方が、のびのびと自宅練習しておられるとイイナ。(^^)

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でもこれは、あなたが練習しておられる時にも言えること。
ヘタッピな音楽が、ご近所迷惑にならないかと気にし過ぎると、
気持ちだけでなく、フォームまでが内向きに縮こまり、
ダイナミクスの小さい、音程と表現が不確かなものになります。

「いつかは絶対に上手に奏でるから、今はゴメンネ!」
前向きな気持ちだと、音も伸びやかになることでしょう。

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週末お休み、先生にレッスンを受けられる方が多いと思います。
先生の前では、緊張で普段の7割程度の実力しか出せない方も、
肩の力を抜いて頑張ってほしいですね。

そして、あなたも周囲で音楽を頑張っていらっしゃる方がいたら、
少々のたどたどしさには微笑みで、受け流してくださいね。


今日も、よい一日になりますように。
(ende.)

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