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あなたがケータイをお持ちなら、
大震災以降、不意に入る「緊急地震速報」に
昼夜を問わず、ビックリなさっておられると思います。
ご存じのように、震源が近くだった場合、
情報を受けてからでは、避難する間もなく揺れ始めます。
なので、身を守るよりも、"身構えて気持ちを備える"ことに、
この仕組みの意義を感じる私です。
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それは、毎日の生活の中で、私たちが何気なく、
「朝一番の占い」を気に止めるのと似ているのかもしれない。
どんなことでも、"知る"のは、そうでないよりも
自分の意思で、何かを気持ちに溶け込ませる時間が持てます。
おそらく「原発事故」や、「計画停電」への疑問にも。
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事実をシッカリと知るコトは、間違いなく大切です。
だけど、目の前に並べられた真実を直視できずに、
目を反らしてしまっては、知るコトの意味がないのです。
高まる鼓動を抑えられる"心の強さ"が大事だと思いませんか。
災難が降りかかる前に、われ先に出口へ殺到してしまっては、
ますます被害が大きくなるでしょ。
当局の「情報開示」のやり方に不満や疑念をお持ちでしょうが、
案外それは、日本人のメンタリティーへのビミョウな配慮かもね。
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私があなたに言いたいコトバは、
ヒナ鳥が親からエサを待つように、情報が与えられるのを
じっと待っているのではなく、ご自分でも真実を探してほしい。
たとえそれが、辛い現実だったとしても、目をつぶらずに
自己責任で行動を起こして欲しい。ということです。
大変な時に厳しいコトを言って、ごめんなさい。m(_ _)m
今日も、よい一日になりますように。
(ende.)