Ms.Violinistのひとりごと-コントラバス Bozo Paradzik CD
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先日、YouTubeで捜し物をしていたときのこと。
「メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲」に行き当たりました。
※ご興味がおありの方はPCで別Windowを開けて
 ご拝聴されるとよろしいかと存じます。

タイトル:
Mendelssohn String Octet - mov. 1 part 1 (with double bass!)
http://www.youtube.com/watch?v=tSmSYIvq094

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《弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20》は、
メンデルスゾーン17歳の時の作品です。
彼らしい優雅で気品満ちた雰囲気に、
冒頭からひとり第一ヴァイオリンが何度も
駆け上がるフレーズに若々しさを感じます。

編成は、ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2で、
ちょうど弦楽四重奏曲(Vn2、Vla1、Vc1)の2つ分。
見た目のバランスもシンメトリーで綺麗ですね。

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でも、この画像の編成は変わっていて、
チェロの1パートをコントラバスに差し替えています。

全体としては、第一ヴァイオリンが派手に動くので
そちらにばかり目が向かってしまいがちですが、
この中で一番大変なのは、コントラバスさまだと思います。

チェロ奏者が一人しかいなくて、エキストラ(助っ人)で
入ったワケでは決してないということ。

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コンバス(コントラバス)は、楽器が大きく弦の長さが長いので、
左手で押さえる音が離れていて、正しい音程を出すのにも
一苦労する楽器なんです。
それに低音楽器に共通することだけど、音の立ち上がりが遅い。
オケでも、指揮者の指示で動き出していたのでは遅れてしまうので
僅かにフライング気味に弓を操作している模様です。(^^)

なので、チェロとユニゾンするのにも倍ぐらいの運動量ですね。
画像を見ていただくとコンバス奏者のカラダが大きく動いてますね。

それに、チェロの旋律を弾くとなると高音域を多用するので、
楽器に被さるように前屈した姿勢でずっと演奏されています。
腰と首に負担が掛かっているように見えますし。

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「なんで弾くだけでも、ひと苦労しちゃう、健気な楽器なのっ!」
ヴァイオリンの私は、コンバス奏者さまに同情しております。
でも、コンバスが入ると弦楽パートの響きの厚みが膨らむのですね。
表に聞こえてくるのは、ヴァイオリンですが、コンバスさまの
「縁の下の力持ち」にいつも支えていただいております。

世界一を多く収録したギネスブックでは、「難しい楽器」として、
オーボエとホルンが挙げられているようですが、ぜひここに
「コントラバス」と新たに書き加えていただきたい。
そう思っております。

コントラバス奏者の皆様、いつもありがとうございます。
(ende.)

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Zagreb International Chamber Music Festival 2008:

Felix Mendelssohn-Bartholdy
String Octet in E-flat major, op. 20
1st movement: Allegro moderato con fuoco

live at the 3rd Zagreb International Chamber Music Festival 2008

Stefan Milenkovich, Susanna Yoko Henkel,
Nicola Birkhan & Michael Barenboim: violins
Guy Ben-Ziony & Tomoko Akasaka: violas
Elena Cheah cello

"Bozo Paradzik: double bass"

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