夢をみたの 私 | Ms.Violinistのひとりごと

*
白い長い裾をひいて
ミューズたちがやってくる
私の前で立ち止まり 指をさすの
頬を赤らめて 期待する
「おまえです いらっしゃい」
*
ミューズが微笑んで 指をさす
私ではなくて 彼女を
「どうして? どうして!」
私は ミューズたちに背を向ける
ここは 居場所じゃないのね
*
見て 遠くにかすむ地平
あの彼方まできっと あなたは行く
小さな神殿を探しに
そこではミューズたちが 午後のおしゃべり
でも あなたを見つけ
立ち止まって ささやく
「おまえです」と
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今日も、よい一日になりますように。
(ende.)


