Ms.Violinistのひとりごと-銀座 ファンケルスクエア
(2010年(平成22年)12月26日(日):毎日新聞(朝刊))
*
東京・有楽町の百貨店、西武有楽町店が昨年12月25日閉店し、
26年の歴史に幕を下ろした。
日本を代表する商業地の主役の一角だった百貨店の撤退は、
国内の個人消費の低迷ぶりを象徴しており、
有楽町・銀座地区では今や、中国を中心としたアジアからの
観光客が消費を支える。百貨店や高級ブランドに代わり、
流行の衣料品を低価格で販売するファストファッションを
はじめとする格安衣料品店の存在感が増す一方となり、
街の姿は大きく移り変わっている。

*
「銀座は現代感あふれ、買い物に便利な街」。化粧品メーカー、
ファンケルの旗艦店「ファンケル銀座スクエア」を訪れた
中国人観光客の女性(28)はそう話した。中国で110店を展開する
同社は、中国では珍しい無添加製品などが受け、日本より
高級イメージで売る。中国での知名度が上がるにつれて
銀座の店でも中国人観光客が急増。
現在、来店客のうち約3~4割が中国人で、売り上げの約6割。
客単価も日本人客の約3倍の1万円前後という。

同店は5人の中国人スタッフを採用し、大量買いに対応すべく
買い物かごも通常の2~5倍の大きさにした。
「棚ごと買う客もいる」ため、商品を補充する陳列専門の
スタッフも3人配置。
「銀座の旗艦店で買う、というステータス」が中国人観光客の
買い物意欲をくすぐるという。

*
昨年9月の沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件後、
勢いは鈍ったが、周辺では「多い日は街行く3人に1人は中国人」
というほど中国人の姿が目立つ。
増床した三越銀座店では、免税カウンターを訪れる外国人の
約6割が中国人で「自家用ジェットで来日した富裕層もいるという。
訪日中国人旅行者は今年、昨年1~11月の累計で
前年同期比43.4%増の135万2,700人と大幅に増えた。

*
低迷する地域経済の下支え役として中国人観光客に期待する動きは、
全国の他の繁華街でも同様に起きている。

中国と地理的に近い福岡市。
今年3月の九州新幹線全線開業に合わせ、JR博多駅にオープンする
博多阪急では、中国人ら外国人観光客向けに専用カウンターを
設ける計画だ。

名古屋市の繁華街・大須では「大須商店街連盟」の440店のうち
約200店が、中国人が買い物に利用する銀聯カードに対応。
同商店街連盟の近藤文博事務局長は、
「外国人観光客はにぎわい創出に不可欠」と話す。

大阪では、高島屋大阪店は、電話通訳サービスを開始した。
店内15カ所に携帯電話を設置して、買い物客と店員の会話を
電話通訳でサポートする。

*
かつてのバルブ景気、日本人観光客が海外のブランド品を
買い漁った時代があったそうです。
私には、そのことの二重写しに私には感じられます。
(ende.)

人気ブログランキングへ