(2010年(平成22年)11月13日(土):毎日新聞(夕刊))
「ネコ、超舌技巧」

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舌先だけを使い器用に飲む猫、舌をコップのように
使ってすくい上げるようにする犬。
猫の水の飲み方を詳細に分析した結果、
犬とは大きく異なっていたとする研究結果を
米マサチューセッツエ科大などのチームが
11月11日付けの米科学誌サイエンス電子版に発表した。

猫が飲む様子を高速カメラで撮影して分析した。
猫は丸めた舌先を飲み物の表面に軽く触れさせた後、
素早く引き上げる。
すると舌に張り付いた水が持ち上げられ、小さな水柱となる。
この瞬間に口を閉じて飲んでいた。

研究チームは猫の舌の代わりにガラス製の円盤状の模型を使い、
水の表面から引き上げる実験を実施。
猫は毎秒1秒ものスピードで舌を動かしていると推定している。
一方、犬は舌を飲み物の中に突き刺し、コップのように丸めて
直接すくい上げるようにして飲んでいた。

研究チームはインターネットの動画サイトYoutubeや動物園で
撮影された映像を使い、トラやライオン、チーターなどネコ科の
動物8種類を比較したところ、猫と同じような舌の動きをして
いたが、体の大きな動物ほどゆっくりだったという。

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こらちも、超絶技巧だと思います。
画像は、トムとジェリー旧地上波版
「ピアノ・コンサート」アカデミー賞受賞作品。です。

クラシック音楽が大好きなあなたなら、
演奏されている楽曲が何かわかりますよね。
(ende.)

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