(2010年(平成22年)11月11日(金):毎日新聞(朝刊))
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今年100歳を迎えた青蓮院門跡(京都市東山区)の
東伏見慈洽名誉門主が約80年前から愛蔵している
グランドピアノが修復され、同寺で11月10日、
記念演奏会があった。
ドイツのブリュートナー社製で、クラシックを
たしなんだ皇族出身の慈洽氏が戦後の窮乏期にも
手放さず、約20年前まで演奏。大阪の工房で
1年かけて音色を復活させた。
この日は、フジ子・ヘミングさんが宸殿で
ショパンのノクターンなどを披露。
慈洽氏は体調不良で欠席したが、招待客らは
文字通り情緒あふれる夜を楽しんだ。
(ende.)
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