Ms.Violinistのひとりごと-マンガ ルーブルと共催展
(2010年(平成22年)11月2日(火):毎日新聞(夕刊))
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京都国際マンガミュージアムが11月5日から、
パリのルーブル美術館との共催で
展覧会「マンガ・ミーツ・ルーヴル
~美術館に迷い込んだ5人の作家たち」を開く。
当のミュージアムが「まさかルーブルと共催できるとは」
と驚いており、両館の意外な"コラボ"は漫画が代表的な
日本文化の一つであることを改めて示すものといえそうだ。

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展覧会で紹介するのは浸画に似たフランスの「バンド・デシネ」(BD)。
あらゆるジャンルの作品がそろう日本の浸画に比べ、
読者層は青年以上が中心で、哲学的・文学的な内容が多く、
芸術性が高いとされる。
仏では浸画の人気の高まりと共にBDが再評価されているという。

今回はルーブルが進めるBD出版プロジェクトに参画している
5人の作品や原画を展示。
日本人では「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦さんが
唯一名を連ねている。

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マンガミュージアムは国内外の浸画を収集しており、
蔵書数は約30万冊。

年間入場者約30万人の1割が外国人。ルーブルの幹部が昨秋訪れ、
雰囲気や設備を確認し、初のBD海外展のパートナーに選んだという。

展示の打ち合わせで渡仏したマンガミュージアムの伊藤遊研究員は
「仏では漫画の流入を機に、BDを守ったり、浸画との融合を
図ったりする取り組みが活発化している。
BDを日本に発信したいのだろう」と話す。

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11月5日から12月3日まで。
入館料は大入500円、中高生300円、小学生100円。
(ende.)

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Special Thanks:Ms.Violinist.
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