*
あなたが幼い頃、おやすみ前のひとときに
お母様から読み聞かせていただいた昔話、おとぎ話。
覚えていらっしゃいますか。
子ども達に「すこやかに育て」との願いが
たくさん詰まった宝箱のようです。
*
大人になっても、心の奥にしまい込んだ
その箱を時々はそっと開け、
子供心に帰っていきたいですね。
全ての大人は、かつては
みんな、子どもだったのですから。
*
手放しに泣けた、何の屈託もなく笑えた。
今日よりも、もっともっと明日がステキだと
小さな手を精一杯に伸ばし、掴もうとした明日の光。
瞳を輝かせた頃、思い出しましょう。
やさしい心で気持ちをイッパイにしてください。
*
おやすみ前のひとときに、
子どもの日を取り戻しましょう。
心の中、早く早くと急かす
幼いあなたが見えるでしょ。
凍った時計が動き出す前に瞳を閉じて
さあ、今夜もゆっくりとおやすみなさい。
(ende.)
