
(2010年(平成22年)10月10日(月):毎日新聞(朝刊)より)
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1980年代に活躍した女性アイドルを起用した
CMが増えている。ブラウン管で輝いていた彼女たちも
結婚や出産などを経て、「ママドル」になった。
40代の女性らが親近感を感じているだけでなく、
CMでほほ笑む元アイドルたちの「いまでもきれいな姿」に、
「私もがんばろう」と元気をもらっているようだ。
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「子ども目線で考えました」。
コンビニエンスストアーのスリーエフが、
10月15日から発売するスイーツ「アンブラージュ」の
発表会見で、元おニャン子クラブの渡辺美奈代さんが、
有名パティシエと商品開発した感想を語った。
会見には、菊池桃子さん、松本伊代さんも同席。
3人とも40代で今やお母さんだ。
同社の中居勝利社長(47)は自らの世代を
「アイドルにあこがれ、バブルを謳歌し、
夢を持って大人になった」と評し、
今回の企画意図を「あこがれのアイドルとパティシエの
スイーツを通じて夢を届けたい」と説明した。
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資生堂は今春、40代半ばの女性をターゲットにした
新シリーズ「インアンドオン」を発売した。
第1弾の広告には、薬丸(旧姓・石川)秀美さん、伊藤つかささん、
荻野目洋子さん、河合その子さんを起用し、
キャッチフレーズは「よみがえれ、私。」。
同社広報部は「誰もが知っているアイドルが、
今もきれいで輝いている姿を見せることで、
懐かしさとインパクトを与えることができた」と語る。

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電通総研ヒューマン・インサイト部の四元正弘部長(50)は
「子育てもして、良い年の取り方をしているお手本。
地に足の着いた安心感もある。以前の消費者は『理想』を
目指す傾向が強かったが、今は自分を肯定したい気持ちが強く
『等身大』が求められる」と分析する。
一方で電通の調査では2009年、関東地方1都6県で40代前半の
女性の未婚率は8.1%だった。離婚経験者を含む独身率は
10% を超えるとみられる。
「一普前の40代女性は、女というより"お母さん"の要素が強い。
独身で若さや美しさを保っている女性が身近に増え、
自分のためにお金を使う人も増えた」とも言う。
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さらに、広告を企画する側も40代が中心で、かつて自分たちが
夢中になったアイドルの起用が実現しやすい側面もあるようだ。
サントリーの缶コーヒー「ボス贅沢微糖」のCMに、
元おニャン子クラブのメンバー11人が登場するなど、
四元部長によると、このブームは今後も広がりそうという。
あなたが好きだったアイドルも、もうすぐ登場するかも?
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ここ「アメブロ」でも、私の尊敬するblog友達は、
皆さま、アラフォー世代の方々ですね。(^^)
不景気でどことなく暗い世の中、明るく元気なのは
このアラフォーの皆様方なんですよね。
私も「素敵にエイジング」。お元気なオバチャンを目指します!
(ende.)
