Ms.Violinistのひとりごと-舘野泉 リサイタル
(2010年(平成22年)9月8日:毎日新聞(夕刊))
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演奏生活50周年を迎えたピアニストの舘野泉先生(73)。
2002年に脳出血で右半身不随になり、
2004年に左手のビアニストとして復帰した後は
左手のための曲を国内外の作曲家に委嘱して
意欲的に活動している。今秋以降、リサイタルも相次ぐ。

「生涯の終わりまで現役で弾き続けたい、
というのは大半の演奏家の願望だと思う。
左手で弾き始めたら面白くてね。
作曲家が左手を使っていろんなことを考えてくれるので
課題もどんどん出る。新しい世界を開いていく気持ちです」。

左手の作品を充実させるため、募金を呼びかけて
「左手の文庫」も開設。
間宮芳生、アコーディオンのcobaらが新作を書き、
舘野が初演。
その楽譜の出版にも尽力してきた。

吉松隆編曲の
「二つの子守唄」(ブラームスとモーツァルトの子守唄、
平原あゆみと連弾)
バッハ「シャコンヌ」(ブラームス編曲)などを弾く。

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私は両手とも不自由なく動かせる。頑張らねば。
(ende.)

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