Ms.Violinistのひとりごと-山下久美子 20周年DVD
(2010年(平成22年)9月8日:毎日新聞(夕刊))
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1980年代"ガールズ・ロック"の代表として
時代を牽引した山下久美子さまが、
30周年を記念するセルフカバーアルバム
「手をつなごう」を発表し、話題である。

1980年「バスルームから愛をこめて」でデビュー。
1982年「赤道小町ドキッ」が大ヒットし、
ストレートで元気のよさが魅力の
"80年代女性シンガー"スタイルを作った。
その後も、布袋寅泰とアーティスティックな活動で
話題を集め、20周年には、佐野元春、桑田佳祐との
コラボレーションアルバム、
25周年には全曲デュエットアルバムを発表するなど
精力的な活動で、
"総立ちの久美子"の着板を外すことはなかった。

今作は「じっくりと自分を見つめ直していたら
『あれー、やっぱりいい曲あるよね』って話になって」
企画がスタート。「振り返ってみれば、
50歳になってもまったく変わっていなかった。
途中でいろんなトライをしたけど、
結局、いいミュージシャンがいて、いい歌があって、
『せ~の!』ってライブ的に歌う。
これが私だなって、30年やって確認した」。

アルバムタイトルの新曲以外は、
お気に入りのシングルが中心。半数は布袋の作曲である。
今聴くと懐かしいだけでなく、洋楽のノリより
歌謡曲的な情緒を濃く感じるが。

「そう、布袋曲をはじめ『あ、"歌謡曲"だったんだ』と
私も感じた。私は、本格的洋楽少女じゃなかったし、
いいメロディーやサウンドなら、なんでも歌いたい。
だから今度の取り組みで、本当のポピュラーって、
根本は一緒だってことも分かった」。

自分と自分を育てた歌の関係を、30年の時を超えて
明確にできた喜びをベテランはかみしめる。

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9月22日:東京・目黒ブルースアレイ
9月28日:ビルボードライブ大阪
9月29日:名古屋ブルーノート で記念ライブ。
(ende.)

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