Ms.Violinistのひとりごと-ザ・シンフォニーホール 舞台袖
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私、演奏会で開演までの時間に余裕のある時は、
来てくださるお客様の様子を知りたくて、
楽屋裏から玄関ホールをこっそりと眺めています。

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とある演奏会でのこと。
小学生ぐらいの二人姉弟が並んで入ってこられました。
お姉さんは高学年、弟君は3,4年生ぐらいに見えます。

客席への入り口付近で、お姉さんが弟君を呼び止めました。
弟君がガムを噛んだままで入場しようとしていたのです。
お姉さんは弟君に、やさしく注意を与え、
ガムをティッシュで包みゴミ箱に捨てたのです。
弟君も、お姉さんの注意に素直に従っておられました。

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じつに悲しいことですが、開演してからも
ガムを噛んだり、お喋りを止めてくださらない
大人のお客様が時々いらっしゃいます。

その中で、この姉弟は、とても清々しい印象がありました。
きっと、ご家庭でのしつけがきちんと身についていて、
さりげなく行動に移すことができているのでしょう。
私は客席に出て行って、お二人を褒めたかったです。

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しつけの大切さ。大人の役割を再認識した出来事でした。
子ども達は、社会のモラルやマナーを守ろうとする心を、
親の立ち居振る舞いを見て学んでいくのものです。
いつもあなたは、子どもから見られているのですよ。

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今日は月曜日。新しい一週間の始まりです。
気持ちと背筋をシャッキリ伸ばして参りましょう。


今日も、よい一日になりますように。
(ende.)

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