Ms.Violinistのひとりごと-シューベルトのアヴェマリア(ウェルヘルミ)

ソルフェージュは、音楽を学ぶ上で避けては通れない
「基礎学力」だと思います。
楽器演奏の運指やボーイングは「(実技)技術」、
ソルフェは、それらを下支えする「理論」です。
技術と理論の両輪があってこそ、前へ進んでいけるのです。

理論を知らなくても、楽器を弾けそうに感じますが、
例えば、演奏する前に必ず行う「譜読み」は、
ソルフェ(=理論)を目いっぱいに使って、楽譜に書かれた
作曲者からのメッセージを読み解かなければイケません。
それに、合奏するにも周囲の音をよく聴かなければ
調和した豊かな響きを作り出せないのです。

あと、実際にお仕事をする上でも、ソルフェのチカラは
大いに必要となるのです。
それというのも、レコーディングや演奏会リハ等の現場では、
楽曲に小さな手直しが加えられることが日常茶飯事なので、
指示されたことへ迅速に対応する能力が求められます。
ソルフェで学んだチカラを総動員して頑張らないと。

学生時代には、面倒だったソルフェも
実際に音楽する現場では、必要不可欠な知識なのですね。
音楽をお勉強の方や、音楽の学校を受験される方は、
どうか「ソルフェージュをお勉強のための勉強」だと
思わないでくださいね。

*
皆さまに教訓(=お説教)です。
「お説教とソルフェージュのお勉強は、後で効いていきます。」
(ende.)

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