
*
彼方まで続く黄色の群像
ひまわり畑の中に立つ
黄色は遙か頭上に離れ
蝉時雨さえも遠ざかる
目を閉じるとまぶたの外に
近づいてくる ひまわりの花
たくさんの見守りの視線
気持ちが広がっていく
私のカラダ 私の心へと
注ぎ込まれて来るやさしさ
私は独りではないのね
コトバよりも先に心がこぼれた
すっと頬をつたわる一抹の寂しさ
過ぎゆく夏へと想いを馳せて
*
目を閉じるとまぶたの外に
近づいてくる 笑顔の花たち
幼い日に感じた見守りの視線
気持ちが青へと近づいていく
いつもみんなと一緒だね
コトバよりも先に心がこぼれた
そっと頬をなでる ひとすじの涼風
心の中のひまわりの群像
鮮やかな時間へと手を振ろう
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今日も、よい一日になりますように。
(ende.)
